« Do I Have to Hesitate? (1) | トップページ | Do I Have to Hesitate? (3) »

2012年10月16日 (火)

Do I Have to Hesitate? (2)

スマイズとミドルトンが1915年にHesitation Bluesを出版すると,翌1916年9月にはビクター・ミリタリー・バンド(Victor Military Band)がレコードを録音している.ビクター・ミリタリー・バンドは名前通りVictorレーベル専属で,色々なダンス音楽を録音していたとのことだ.白人のバンドだけれど,Memphis Blues,Joe Turner Blues,Ballin' the Jack等,黒人起源の曲も録音している.このバンドによるHesitation Bluesの1916年録音はCD化されている.収録CDについては次のところに書いておいた.

http://homepage3.nifty.com/sohta/old-recordings.html#military

ビクター・ミリタリー・バンドの録音はインストゥルメンタルだけれど,1919年6月には歌入りバージョンが録音されている.これはWikipediaの記事で知ったのだけれど,アル・バーナードがEdisonレーベルのシリンダー・レコードに録音したものだ.その音はカリフォルニア大学サンタバーバラ校がMP3化して公開している.

カリフォルニア大学サンタバーバラ校のアーカイヴ

このシリンダー・レコードのディジタル化プロジェクト,FAQを見ると,非商用ならばMP3ファイルを自由に利用,共有,配布してよい,ということで寛大なものだ.ファイルを見ていくと他にも興味あるものがいくつもあって面白い.このアル・バーナードのエジソンのシリンダー,意外と良い音だ.

アル・バーナードが歌うスマイズとミドルトンのHesitation Blues,軽快で,楽しく聞こえる.歌は“I'll go down to the levee, take a rocking chair/If the blues doesn't leave me, I'll rock away from here"と始まる.Peter MiurのLong Lost Bluesによるとこの歌詞をペリー・ブラッドフォードが別の歌に流用したことがあるそうだ.

アル・バーナードは1988年11月23日,ニューオーリンズ生まれの白人歌手で,1919年に初録音をしているが,St. Louis Blues,Beale Street Blues,Bluin' The Bluesという具合に楽譜として出版されたブルース曲を色々録音している.CDで聞ける曲で1921年のFrankie And Johnnieなんてのもあった.ちょっとした白人ブルースの草分けじゃないだろうか.

|

« Do I Have to Hesitate? (1) | トップページ | Do I Have to Hesitate? (3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103105/55906260

この記事へのトラックバック一覧です: Do I Have to Hesitate? (2):

« Do I Have to Hesitate? (1) | トップページ | Do I Have to Hesitate? (3) »