« 今は地下6フィート | トップページ | 偉大な先駆者 »

2017年8月12日 (土)

20年間の軌跡

前回に引き続いて,これもナッシュビルのダウンホーム・ブルース.

Shy Guy Douglas, What's This I Hear b/w Monkey Doin' Woman, Todd 1092.

Todd1092 トム・“シャイ・ガイ”・ダグラスは,The Blues Discography 1943-1970で見ると,1949年から1969年のおよそ20年間に,29曲を録音している.意外と録音が多いんだな,と思う.リイシューも進んでいて,このTodd盤の2曲はHarp Blues Ace(UK) CDCHD710というCDで出ているそうだ.1999年発売という随分前のCDだけれど,今でも買えるだろう.傑作が詰まったCDなのだけれど,いろいろ他のCD,LPと重複するのがちょっと難点.

シャイ・ガイ・ダグラスについては,20年間の成果の一部しか聞いてはいないけれど,おおむねコンスタントに優れた作品を作ってきたのではないか.重量感と安定感のある声で聞かせるダウンホーム・ブルースはなかなかのものだ.ときには歌なしのインストゥルメンタルもあるけれど,その場合はハーモニカの妙技を聞かせる.

このToddレーベルの2曲は,1963年の録音で,傑作と言えるだろう.What's This I Hearはスロー・ブルースで,南部のブルースの魅力を伝えていて素晴らしい.ざらざらとした声による味わい深い節回し,重厚で暖かみのある伴奏,最初と最後に聞けるハーモニカ,いずれも良い.Monkey Doin' Womanは一転してアップテンポのブルースで,こちらも歌,ハーモニカとも良い味を出している.

ご本人の歌とハーモニカ以外のメンバー,ギター,ベース,ドラムは誰が演奏しているのかわからない.

|

« 今は地下6フィート | トップページ | 偉大な先駆者 »

コメント

この人の歌はコンスタントにはPOPで、スタートとか最後とかはヒルビリーじゃなかったかな。What's This I Hear のような重厚なdownhomeバッキングは非常に難しい。Excello時代はだいたいjumpブルースで、toddもその時代なので、歌い方はdownhomeとはいえないと思うが、bluesとしては傑作だと思う。

投稿: LazyDog | 2017年8月15日 (火) 11時58分

こないだeBayで、Calvertの45が140ドル超になっていて、意外に値がつくものだと思いました。

投稿: LazyDog | 2017年8月15日 (火) 12時00分

上記訂正。
What's This I Hear のような重厚なdownhomeバッキングは非常に珍しい。

投稿: LazyDog | 2017年8月15日 (火) 21時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103105/65655532

この記事へのトラックバック一覧です: 20年間の軌跡:

« 今は地下6フィート | トップページ | 偉大な先駆者 »