ルイジアナ・ブルースのいろいろ(2)
今度は生きていて,今も元気な人を.
Classie Ballou, All Night Man b/w Jealous Women, Lanor 593.
クラッシー・バルーは1937年8月21日生まれ.前回のギター・ゲイブルは1937年8月17日生まれだから,ゲイブルより4日だけ年下だ.もうすぐ80歳になるが,今でもCDを作り,ライヴ活動もしているようだ.10代にしてブーズー・シャヴィスの代表作Paper In My Shoeのセッションに参加し,1950年代からGoldband,Excello,Nasco,Soulsvilleなどでレコードを残してきた.このLanor盤は1983年の録音.1980年代ルイジアナ・ブルースの傑作だと思っている.
All Night Manはけだるい中に,ルイジアナの気候も想像させるような,じわっとくるスロー・ブルース.演奏は,ギターが3本使われ,1つはスライド・ギターで,それに生ハーモニカも絡んでくるというダウンホーム仕様.むずむずするリズムをバックに太い声でバルーが歌う.すごく上手いというのではないが,ローダウンな感覚がとてもよい.
Jealous Womenはアコーディオン,ラブボードが加わり,軽快なソウル風ザディコになっている.親しみやすいメロディーで,和む.
伴奏メンバーは分からないが,Jealous Womenのアコーディオンはプレストン・フランクという人だそうだ.両面ともAll Night Man, Krazy Kat KK800というLPに収録されていたそうだ.
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