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2017年4月 9日 (日)

また有名人が

ジェイムズ・コットン,チャック・ベリーときて,誰かが死ぬと書く,という方針ではないのだけれど.

Lonnie Brooks, Demonstrating b/w One Sunny Day, Chirrup 501.

Chirrup501 歌手でギタリストのロニー・ブルックスが4月1日,83歳で亡くなったそうだ.1950年代にはルイジアナでギター・ジュニアの名前で活躍し,Family RulesやThe Crawlといった作品を残し,1959年にシカゴに移住する.1960年代にシングル盤を何枚か出した後,1969年にCapitol,1970年代以降はBlack & Blue, Second City,Alligatorとアルバムを出しつづけ,シカゴ・ブルースマンとしては有名人という印象だった.ルイジアナのルーツも見せれば,ファンキーな面もあって,Alligatorの作品も充実していた.

さて,このChirrup盤,まずThe Blues Discograpy 1943-1970の訂正から始める必要がある.同書はこのChirrup 501をChess 2028と同じものとしていて,DemonstratingをChess盤のLet It All Hang Outであるとしている.しかし,これは誤りで,DemonstratingはLet It All Hang Outとは全く違う曲だ.一方,One Sunny Dayの方はChirrupとChessで同じ録音を使っている.ということで,次のように記されるべきであろう.

0011      Demonstrating       Chirrup 501
0012/16311 One Sunny Day       Chirrup 501, Chess 2028
16322     Let It All Hang Out     Chess 2028

Demonstratingはなかなかの傑作だろう.ブルースが下地にあるジャンプ・ソウル・ナンバーという曲だが,かなり恰好よい.豪快な声や歌いっぷり,短いがギター・ソロもあって,すべて良いと思う.

One Sunny Dayの方はスロー・ブルース.決定的なものはないかもしれないが,真摯に歌われていて,引き込まれる.この作品がThe Real Chicago Blues Today - 60's Style, Chess PLP-6083のLPでリイシューされたのはもう30年近く前のことだ.

1967年録音で,ジョー・エヴァンスのテナー・サックス,デトロイト・ジュニアのピアノ/オルガン,ピート・ランドルフのベース,ハロルド・タイドウェルのドラム,というメンバー.Chirrupではもう1枚,522という番号でソウル風のレコードも出ている.
Chess2028

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