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2017年1月 8日 (日)

デビュー60年目の成果

昨年の最後はジェシー・トーマスの曲をB.B.キングがカバーしたものだったのだけれど,そういえば,ジェシー・トーマスの7インチ・シングルを持っていたな.一度聞いて,印象が悪くて,ずっと聞いてなかったのだけど.

Jesse Thomas, Your Love Is Automatic b/w Rain Sleet Or Snow, Red River 25976.

Redriver25976 ジェシー・トーマスは,もちろんランブリン・トーマスの弟で,1911年2月生まれ.1929年8月には18歳でジェシー・“ベイビーフェイス”・トーマスの名前で初録音をしている.長いキャリアだったが,とりわけ印象深いのは昔KentのLPに入っていたModern録音で,自身の電気ギターだけを伴奏とする優れたカントリー・ブルースだった.これを録音したときは初録音から20年が経っていた.他に,Palaceというレーベルの「レイ・チャールズ」のLPにも入っていたのは意外性で覚えている.

トーマスは,1960年代に自身のレーベルRed Riverを作り,作品を発表している.Red Riverの最初のセッションはRed River Blues, Ace(UK) CDCHD725というCDで出ているが,それも歌には味わいがある.

さて,トーマスは,デビューの60年後,1989年に10曲入りのカセットテープを録音している.このシングル盤は,そのカセット用録音からのシングル・カット.

自身のレーベルでの作品なのだから,おそらくトーマス自身が望む通りに録音が行われたものと思われる.歌は,年はとっているが,確かに,Modern録音などで聞くジェシー・トーマスの声と歌い口だ.しかしねえ,この,平板にかしゃん,かしゃんというリズム・ボックスは必要なんだろうか.頼むからやめてくれ,と言いたくなる.

という訳で,このレコードがトーマスの作品として良いとは思えない.この録音の後,CDが2枚あるそうで,高齢になっても元気な人だった.

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