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2016年12月 4日 (日)

地下ハーモニカ・ブルースと伴奏者

若い頃のマジック・スリムがギターを弾いている作品をもう一つ.

Little Hite, Fine b/w A While Ago, Ja-Wes 3007.

Jawes3007 リトル・ハイトというのは歌手でハーモニカ奏者.曲の作者の表示からすれば彼の本名はリチャード・ハイト,なのだが,どうも,この人に関してはそれくらいしか分からない.The Blues Discography 1943-1970に載っているのは1度のセッションで録音した3曲だけ.これは,かなりマイナーなアーティストの方だろう.

リトル・ハイトのざっとした印象は,リトル・ウォルターを小さくして,カドがとれたような人,という感じ.A While Agoというのはリトル・ウォルターのTell Me Mamaを改造したような曲.ハイトのハーモニカ演奏は,まあ特段のことはないが,声はちょっと良くて,歌には小粒ながら味がある.演奏面では,ベースの録音レベルが高めなのだが,そのベースを中心に絶え間なく弾き出される変則的なリズムが小気味よく,それなりの活力が感じられることが特徴だろう.

Fineの方は比較的オーソドックスなアップテンポのシカゴ・スタイルのブルース.こちらもリトル・ウォルターがお手本らしく,You're So Fineを下敷きに,歌詞を自己流にしたもののようだ.

1969年頃の録音で,ハイトの歌とハーモニカ,マジック・スリムのギター,ニック・ホルトのベース,ジョー・メイソンのドラム,というメンバー.

際立った良さには欠けるかもしれないが,1960年代後半のシカゴ・ブルースと若手時代のマジック・スリムの記録として,価値はあると思う.

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