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2016年11月13日 (日)

確立したスタイル

前回に続き,これも1975年録音のシカゴ・ブルース.

Magic Slim and The Teardrops, Teadrop b/w Wonder Why, Mean Mistreater 1125.

Meanmistreater1125 これは,Roosterの7インチ33回転盤を始め,何度もリイシューされてきたから,マジック・スリムに感心のある人はだいたい聞いているだろう.出来のよさには定評があるもの.その後大量の録音を残したマジック・スリムだけれど,このレコードで,その後の演奏の核となるものが見えてくるようだ.

Wonder Whyはリリアン・オフィットがアール・フッカーと共に1960年に録音したWill My Man Be Home Tonightだけれど,原作とはがらっと異なる新鮮なアレンジがされている.ファンク・シカゴ・ブルースというべき作りだが,途切れることのないリズムの活力を基礎として,スリムはざらっとした歌,力強いギターを聞かせる.エネルギーの高い音楽になっている.

Teardropは5分何秒というシングル盤としては長い曲で,インストゥルメンタル.これもファンク・シカゴ・ブルースという感じ.それで,マジック・スリム,最初から最後までずっとギター・ソロで引っ張る.他のパートにソロをとらせるとか,しない.集中をきらさず,最後まで格好良く聞かせるのはあっぱれなものだ.

1975年5月5日の録音で,本人の歌・ギターの他,アラバマ・ジュニア・ペティスのギター,ニック・ホルトのベース,スティーブ・カッシングのドラム,というメンバー.

レーベルにはチェス・スタジオで録音,と書かれている.あ,そういえば,チェス・レコード創設者のチェス兄弟の一人,フィル・チェスが10月19日に95歳で亡くなったそうだ.レナード・チェスは比較的若くして亡くなったけれど,フィルの方は長生きだったんだね.

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