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2016年9月11日 (日)

ディスコ時代を生きたブルース

1970年代は,ディスコ・ミュージックというのが流行した時期だった.世間でよく売れている音楽がディスコ・ミュージックとあれば,ヒットを目指して作られるブルースのシングル盤にも何かしら関係しそうではある.

Artie White, Looking For A Good Time b/w Road Block, Cynthia 1005.

Cynthia1005 これは1978年録音で,この時代らしい,というか.Looking For A Good Timeは,ディスコ・ミュージックというよりはブルースなんだろうけれど,楽しく踊れることが最優先みたいな音作り.間奏とか,女声コーラスの使い方とかは,ディスコじゃないかね.とは思うけれど,アーティー・ホワイトの歌は確かにブルースではある.

Road Blockはもう少しブルースらしいブルース曲.速めのテンポのブルースで,ホワイトの歌は良いし,誰が弾いているか分からないギター・ソロも悪くない.ただアレンジは問題だなあ.ホーンは無駄に陽気だし,女声コーラスはコール・アンド・レスポンスというよりただ賑やかなだけだし,曲調とあまり関係ないイントロが意味なく長いのもどうかと思う.プロデューサー的には,あまり昔ながらのブルースでは地味過ぎて市場で相手にされん,とは思っただろうけれど.というわけで,悪くもないけれど伴奏が騒々しくて歌に集中できない面はある.なお,この曲は,バディ・スコット(スコッティ・アンド・ザ・リブ・ティップス)がAlligatorのLiving Chicago Blues Vol.4でカバーしている.

傑作とは到底いえないけれど,時代の流行を反映したものとして面白いのじゃないか.

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