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2015年11月 8日 (日)

Female Blues Singers (14)

古いブルース雑誌なぞ眺めれば,1970年代中頃から1980年代に掛けて,シカゴで活動していた女性ブルース歌手としてレディ・マーゴという名前も目にする.

Lady Margo, I Enjoy Loving You b/w Nothing Better, Cynthia 1004.

Cynthia1004 この時代の女性ブルース歌手というとアーリーン・ブラウンとかボニー・リーとかゾラ・ヤングとかシルビア・エンブリーとか居たけれど,レディ・マーゴは彼女達よりもずっとソウル・ミュージック寄りだったようだ.それでもNumeroでリイシューされたThis Is My Prayer(M.T.H.)とかこのCynthia盤でブルージーな面を見せている.

このCynthia盤はおそらく1978年6月15日の録音で,ギターのカーティス・ロビンソン,サックスのデイヴ・ボールドウィンらを含むバンドが伴奏している.ボールドウィンはフェントン・ロビンソンのAlligator盤でも名前を見た人だ.Cynthiaは他にB.J.キング,アーティー・ホワイトがブルースのシングル盤を出していた.当時の流行も意識して,広くアピールしそうな作りのブルースを制作していて,興味深いと思っている.

I Enjoy Loving Youはゆったりとした,レイジーでもあり緩い感じもあるブルージー・ソウル.昔ながらのブルース形式ではないけれど,1978年という時代ならこれだってブルースだ.この,うすらブルージーな感じがなかなかよろしい.

裏のNothing Betterはソウル・バラッドを熱唱しているが,ちょっと楽曲がぱっとしないのか,さほど聞きたいと思わない.

レディ・マーゴの本名はジョイス・ファーゴ(Joyce Fargo)でCynthiaでシングル盤をもう1枚(Cynthia 1000)出しているが,そちらは両面ソウルだった.他にSoul World,M.T.Hなどにシングル盤がある.また,1980年代にシスター・マーゴの名前でLericから出したゴスペル曲はCD(Jimmy Dawkins Presents The Leric Story, Delmark DE808)でリイシューされている.

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コメント

MVTHの I've Got Just The Thing がbluesですね。

投稿: LazyDog | 2015年11月 8日 (日) 23時57分

おお、そんなのがありましたか。

投稿: BackDoorO | 2015年11月 9日 (月) 23時36分

正確には MTH だったか、MVTHでもMTHでもおなじところですが。私の書き込みは元レコードを確認したものではなく記憶で書いているので、綴り間違いはあるかもしれません。

投稿: LazyDog | 2015年11月10日 (火) 02時28分

M.T.H.007、のようです。

投稿: BackDoorO | 2015年11月11日 (水) 23時40分

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