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2015年8月30日 (日)

Female Blues Singers (5)

シュガー・パイ・デサントは1960年代にはCheckerで充実した録音を残し,その後Soul Clockでソウルな曲を出して,1970年代以降はマネージャーのジェイムズ・ムーアが運営するJasmanレーベルからシングル盤やらCDやらを出すようになる.

Sugar Pie DeSanto, Hello San Francisco - Part I b/w Hello San Francisco - Part II, Jasman UMM-4.

Jasman4 1972年,オークランドで録音されたもので,聴き応えのあるオークランド・ブルースになっている.このような作品があるのだから,ブルース作品が少なくてもデサントは代表的な女性ブルース歌手のように考えてよいだろう.伴奏陣は,ラファイエット・トーマスのギター,ジョン・パリッシュ,ジョニー・コッポラ,ジェイムズ・メイがトランペット,リチャード・クレイトーヴン,ラリー・レニア,C.J.ジョーンズのテナー・サックス,ジェイムズ・コットン(聞いたような名前だ)のドラム,エド・ケリーのキーボード,カーティス・オルソンのベース,だそうだ.トーマス以外はあまりよく分からない.パリッシュって人はギタリストのジョニー・タルボットの伴奏者として録音がある.

JasmanはデサントのLPやCDを何枚か出したと思うのだけれど,我が家にはLPのHello San Francisco (Jasman JR121829),CDのA Slice Of A Pie (Jasman 10005)があって,どちらにもこのHello San Franciscoが入っている.この作品は先にシングル盤で聞いていて,後からLP,CDで聞いたのだけれど,LPでもCDでも「おやっ」と思った.LP,CDに入っているものは,シングル盤と違うのだ.違う,というのはパート2で,これは長い語りの後,思い切り歌うという構成になっている.シングル盤もLP,CDもテイクは同じようだが,LP,CDではギターが大きくダビングされていて,そのせいでずいぶん違って聞こえる.このギターもラファイエット・トーマスだろうし,渋いと言えばそうなのだが,ちょっとデサントの語り芸の邪魔になっているようだ.ということで,バランス的にシングル盤の方に軍配を上げたくなる.

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コメント

いつの間にか復活していましたね。おめでとうございます。
実は45回転盤もUMM-4で2種類あります。先に出た方は語りがついたのがpart1で、後のが語りがpart2のギター版のようです。

この曲は基本的にはValtoneの Going Back Where I Belong を踏襲しているといえます。

投稿: LazyDog | 2015年10月18日 (日) 16時56分

そうですか。途中で差し替えたんですね。

投稿: BackDoorO | 2015年10月18日 (日) 21時56分

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