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2015年7月19日 (日)

本名でいいじゃん

笑みを浮かべたお魚のイラストのレーベル,グッド・タイム・チャーリーのレコードも出していた.

Bobby Kimble, A Good Fool (Is Hard To Find) b/w You're Flying High Now Baby, Fat Fish 8010.

Fatfish8010 Fat Fishを運営していたのは,オリンピックスやGalaxyレーベルのプロデューサーだったクリフ・ゴールドスミスだった.そういうわけで,このレコード,プロデューサーはゴールドスミスだ.一方,アレンジャーはGalaxyのセッションでよくギターを弾いていたアーサー・ライトだ.では,ライトがここでもギターを弾いているのかというと,そうではなく,ジミー・ノーレンなのだそうだ.The Blues Discography 1943-1970は,このレコードを1966年ロサンゼルス録音としている.その頃,ノーレン,JBのバンドで忙しかったんじゃないのか?

ボビー・キンブルは,本名はニール(Neal)・キンブルといって,その名前でもレコードを出している.なぜ「ボビー」なのかは分からない.どちらかといえばソウル・シンガーというタイプか.A Good Foolはアップテンポのブルース曲.反対側のYou're Flying High Now Babyも同じような感じだが,ブルース形式の最後の部分を引き伸ばした構成になっている.どちらもアーサー・ライトはそつなくアレンジをしている.これらを聞くかぎり,キンブルという人はかなり技量のある歌手のように思える.声質も良く,抑えぎみに入って最後の方は強力にシャウトして,っていうことで,その声のコントロールの技術は立派なものだ.しかし,好きな方だけど,これが大好きか,と言われると,もう一つぴんと来ないような.楽曲がフツーという感じもするし,真に迫るようなものに欠けるようでもある.

A Good Foolの方はWest Coast Guitar Killers Vol. 3 (El Segundo ES01004)というCDで復刻されていた.

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コメント

お久しぶりに通りすがっちゃいました。
ボビー・キンブルは1934年ニューオーリンズの生まれのようです。
取り上げられているA good foolはまずFat Fish 8004として最初に出ました。
その時のタイトルはA good fool is hard to findでした(全く同じ曲、同じテイク)。
裏面はそれぞれ違っていて8004はI have seniority、8010はYou're flying high now babyです。
もしかしたらこれからお書きになるのかもしれませんがFat Fishの前の彼のデビュー盤JAB 1001のI'm sorry we had to partは泣けるブルースバラードで好きです。
たぶんジミー・ノーレンと思われる(?)ギターも印象的。
彼はその後、ニール・キンブルと改名、Fat Fish8012、Venture 607、631、Maverick 1012、Tangerine 1021、1030、Creative Products 1001・・・とソウル色の濃い作品をリリースしていきます。
また時々来させていただきます。

投稿: むらたまこと | 2015年7月21日 (火) 20時06分

あ,どうもいつも情報ありがとうございます.

> Fat Fish8012、Venture 607、631、...

かなり色々ありますね.ぼつぼつ聞いていきます.

投稿: BackDoorO | 2015年7月21日 (火) 21時32分

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