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2013年4月14日 (日)

永久運動が作るブルース(1)

これもテキサス州ダラスのブルース.

R.L. Griffin, I Smell Trouble b/w There Is Something On Your Mind, The Classic Label 0002.

Classic0002 R・L・グリフィンは,前にも書いたけど,ダラスで自分のクラブを経営し,ブルースをよく掛けるラジオ番組を持ち,ということでダラスのブルース・シーンの重要人物だ.このClassic盤は1979年の録音だそうだ.両面ともCD,R.L. Griffin, It Don't Have To Be This Way, (Black Grape BGCD103) に入っている.ただし,1993年のCDだから,20年以上前のもの,ということですぐ買えるCDかどうか分からない.

I Smell Troubleはボビー・ブランドの有名ブルース曲.R・L・グリフィンのバージョンもストレートなスロー・ブルースに仕上げている.歌い出しは抑えぎみのように思うが,だんだん力が入っていって,やはり聴き応えはある.ダラスの白人ブルース・ギタリスト,スモーキン・ジョー・キューベックが激しいギターを聞かせている.

There Is Something On Your Mindはビッグ・ジェイ・マクニーリー/サニー・ワーナーのよくカバーされる名曲.いつ誰のバージョンで聞いても大体良い曲,と思う.このグリフィンのものも,特別に特徴があるのでもないが,やっぱりナイス.キューベックが間奏を聞かせるから,彼のギターが好きなら気に入るかも.

プロデューサーはアル・TNT・ブラッグズで,彼がオルガンも弾いている.アル・TNT・ブラッグズの名前を初めて見たのは,チャールズ・カイル著,相倉久人訳,都市の黒人ブルース(音楽の友社)を読んだときのことだった,その中で,ボビー・ブランドのショウで前座として出てくる彼の様子が活写されている.その踊りまくる様子が「ブラッグスの『永久運動』は,見るものを酔わせ...(引用終わり)」と書かれていて,永久運動ってなんだ,すげえ,と印象に残ったもんだ.ブラッグズ自身はPeacockレーベルに多くの録音がある.一方,彼は他人のブルースのレコードもいくらかプロデュースしていて,興味のわくところだ.
Bgcd103

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