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2013年3月24日 (日)

追悼ジミー・マクラクリン(中)

ああ,あの曲はコレが元になってたのか,と.

Jimmy McCracklin, Later On b/w I Know, Chess 1809.

Chess1809 ジミー・マクラクリンの曲でビルボードのR&Bチャートに入ったのは7つあって,その一つはThinkで,1965年10月に7位になっている.

Thinkという歌は例の中村とうようさんのラジオ番組で初めて聞いて,録音したのを繰り返し聞いたものだ.実は.その聞いていたのはStaxに録音した再演版で,その後ImperialのLP,Think (Imperial LP-12297/9297)でオリジナル版を聞いたらアレンジがまるで違うので驚いたりした.そのImperialのLPに入っている方もすぐに気に入って,結局のところStax版もImperial版も両方とも大変好きだった.日本公演のときもマクラクリンはThinkを歌っていたと記憶していて,まあその記憶が正しいとして,ご本人的にも重要なレパートリーだったのかと思う.

さて,Chessに録音したLater Onという曲,P-Vineから出たLP,The Best of Jimmy McCracklin with Lafayette Thomas, Chess/P-Vine PLP-6033で初めて聞いた.それで,ある日,歌詞カードなぞも眺めながら聞いていたら,はたと気がついた.これ,Thinkの原案じゃないの?

いや,音としては全然違うんで,歌の文句の方の話だ.歌詞もそれなりに違うのだけれど,Later OnのフレーズのいくつかはThinkで再利用されている.第2ヴァースの"If I give up my friends I know..."というのがThinkの出だしになっているし,繰り替えされるキーフレーズ,"What would we do later on, just in case we both was wrong"はThinkの中でもキーフレーズになっている.

Chessで頑張ってLater Onを作ったけれど,大ヒットには至らなかったから,歌詞をさらに追加・削除して,別のメロディーをつけてThinkにしたら見事ヒット,ということだろうか.

そのLater On,サビ付きのR&Bっぽいブルース曲.ホーンのフレーズの繰り返しで聞き手の意識を引きつけていく手法は前回のYou're The Oneとも共通する,マクラクリンらしいもの.彼のChess録音の中では目立つ作品だと思っている.

I KnowThe Walkとも共通する軽快な曲.The Walkほどは飛び跳ねないけど.

1958年2月頃の録音ということで,ラファイエット・トーマスのギターのほか,ジョニー・パーカーのアルト・サックス,アル・ジョーンズのトロンボーン,ホレス・ホールのベース,レイ・コットンのドラムなどが伴奏している.

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