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2013年1月27日 (日)

リズムのスーパー洗剤

バンドの名前がSuper Suds of Rhythmだって.Sudsって何かと思って辞書を見たら泡とか,石けん水とか.ははあ,モノが洗濯板だけにね,ちゃんと縁のある名前にしたのね.

Washboard Willie (And His Super Suds Of Rhythm), Natural Born Lover b/w Wee baby Blues, Herculon (no number).

Herculon デトロイトのウォッシュボード/ドラム奏者,ウォッシュボード・ウィリーことウィリアム・ヘンズリーだけど,なんで最初に聞いたかなあ.昔BarrelhouseレーベルでLPが出ていたそうだけれど,それは聞いたことがない.アン・アーバー・ブルース&ジャズ・フェスティバルのライブCD(Please Mr. Foreman - Motor City Blues, P-Vine PCD-1978)に入ってるものかもしれない.CDではDetroit Blues Rarities 3 - Blues Screamers & Gospel Moaners, P-Vine PCD-5418の2曲の他,ぱらぱらと出ている.伴奏者としてはブラザー・ウィル・ヘアストンのThe Alabama Bus.Blues ClassicsのLPでよく聞いたけれど,あの曲にリズムで貢献していたウォッシュボード(とバスドラ?)が彼によるものだった.

Natural Born Loverに針をおろすと,ギターが緩いブギのリフが始まり,すぐベースとウォッシュボードが小気味よいリズムで追いかける.楽しげな演奏で,なるほど,リズムが泡立つようだよ.渋い声の歌も良い味出てる.最後でちょっとドラムを叩く.

Wee Baby Bluesはアン・アーバーのフェスティバルでもやってたから,得意のレパートリーらしい.よく聞く歌で,マディ・ウォーターズ(Wee Wee Baby),ジュニア・ウェルズ(You Sure Look Good To Me)なんかもやっていたが,ジョー・ターナーのDecca録音が最初かな.ギターがハウリン・ウルフのShake For Meみたいなのを弾いて,軽快に仕上げている.ウォッシュボードも良い感じだが,これも最後でドラムを叩き,リズムをキープしながら,いきなりドドドっと連打したり,なかなか面白い.

素朴で快活な音楽にとても和む.あまり一度にたくさん聞くと飽きると思うが,シングル盤の両面,2曲くらいならちょうどよい.

1966年にデトロイトで録音されたもの,ということでウォッシュボード・ウィリーは1909年生まれだから50代後半になっていた.The Blues Discography 1943-1970によれば,おそらくギターはエヴァンズ・マクレンドン,ベースはアンジェロ・ウィリス,ということだ.

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コメント

Washboard Willie って結構現役でがんばっていたということですね。盤をみたらデトロイトソウル並みに、コロンビアのプレスプラント使ってるので、おそらく録音から何からフツーにコストがかかっていると思われます。(だけどレコード番号がない!)

投稿: LazyDog | 2013年2月 8日 (金) 10時22分

ZTSPと付く番号ですね.The R&B Indiesに番号と年代の表がありました.金主はどうなってるのか.

ウォッシュボード・ウィリーはベイビー・ボーイ・ウォレンとか,エディー・バーンズとかのセッションにも呼ばれてましたね.

投稿: BackDoorO | 2013年2月 8日 (金) 23時10分

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