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2012年12月30日 (日)

意外とブルース

サックス・カリがデトロイトでバンドをひきいていた頃,同じ街でこの人も歌い始めていた.

Mable John, You're Taking Up Another Man's Place b/w If You Give Up What You Got, Stax 205.

Stax205 メイブル・ジョンのレコードを引っ張り出してきたのは,テレビで見たもんだから.CSのミュージック・エア,色々見れるんだけど,番組チェックが面倒なんで,このところ見てなかった.年末年始の休みでヒマだから,久しぶりに見たらジュールズ・ホランドのショー(ジュールズ倶楽部)に出てきたよ,メイブル・ジョンが.この番組,変なバンドばかりであまり見ないけど,たまにソウルやブルースのアーティストが出る.

ジュールズ・ホランドとメイブル・ジョンのトークは,主に彼女が出演したという映画Honeydripperに関するもの.

ホランド:Honeydripperって,これだろ(とピアノを弾く).

ジョン:あら,知ってるの.

ホランド:ジョー・リギンスだよ.

なんてやりとりをしてた.ちらっと見せたその映画のシーンでは黒人のピアニストがGoing Down Slowを弾き語りしてた.それから二人でピアノの前に座って,ホランドのピアノだけを伴奏としてブルースを歌ったよ.レコードで聞かせるブルージー・ソウルではなくて,もっと古風なシティ・ブルースっぽい曲だった.それが,いい感じだった.

話は脱線するが,ミュージック・エア,今日はポップ・ミュージック歴史秘話というドキュメンタリー・シリーズをずっとやってて,ブルース編もあった.パフォーマンス・ビデオじゃなくてドキュメンタリーだから,演奏場面は堪能できなかったけどね.それでもマディ,B・Bなどに加え,ジミー・ドウキンス,マイティー・ジョー・ヤングらの動く姿を見れて,ポール・オリヴァー,ジョン・ハモンドのお話なぞも聞けて,まあ良かったんじゃないの.新年になるとシカゴ・ブルースの映像も放送があるようなんで,また見ようかな.

ええと,レコードの方だけれど,You're Taking Up Another Man's Placeがごくブルージーなソウル・バラッドになっている.全然ブルース形式ではないけれど,でもブルースの感覚が注入された,というもの.作りは同じ時期,同じレーベルのジョニー・テイラーに共通している.曲の作者はテイラーにもブルージーな曲を提供していたデイヴィッド・ポーターとアイザック・ヘイズだから,それも当然だけれど.Staxの前のMotown録音でもブルージーだったし,得意のスタイルだったろう.Staxではブルージーな曲が他にもあった.

If You Give Up What You Got
の方はジャンプ・ソウル・ナンバー.フツーにStaxのソウル.

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