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2012年8月19日 (日)

あんたのギター?

手抜き気味なレコードなんだけど,ちょっと面白い.

Jimmy Liggins, His Guitar and Orchestra, Blues For Love b/w Last Round, Duplex 1002.

Duplex1002 レーベルにはジミー・リギンス(ヴォーカル),そのギターと楽団,と記されている.だけど,「そのギター」ってことはなくて,両面ともリギンスのギターらしいものは聞こえない.代わりにもっと上手い人たちのギターが聞ける.

Blues For Loveはスロー・ブルースだけれど,このギター,聞けばすぐにピンとくる.ギターはジョニー・ハーツマンで間違いないだろう.アレンジは,ジョニー・ハーツマンが参加したレイ・エイジーのLove Is A Cold Shot (Brandin 211)に酷似している.同じ伴奏トラックじゃないか,という気もしたが,聞き比べるとギターのフレーズは違うようだ.真相は分からないけれど,出来合いの伴奏のテープをもらってきて,リギンスが歌をダビングしたような感じだ.なお,この曲はEl CerritoのCD (Bay Area Blues Blasters, The 60s - Vol. 1)でリイシューされている.

Last Roundの方はオルガンで始まるアップテンポな曲で,伴奏はがらっと変わる.今度は本当に自分のギターか,と思ったら,これはアール・フッカーのWild Moment (C.J. 643)に語りを入れたもの.だけどオルガンから始まったり,Wild Momentとはソロの順序が入れ替わっている.テープをちょきちょき切り貼りしたようだ.

1948年から1953年に掛けて,R&Bチャート入りする曲を出していたジミー・リギンスだけれど,ディスコグラフィを見ると1965年のこのレコードが本当にラスト・ラウンドで,最後の録音のようだ.Duplexはジミー・リギンス自身とクラレンス・サミュエルズのレーベルで,1970年代までレコードを出していたそうだ.その後ノースカロライナ州ダーハムで音楽学校を経営していたが,1983年に同地で亡くなっている.

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コメント

ジミー・リギンスいい味だしてますよね。
Duplexは3-4回住所を変えている流浪のレーベルです。80年代のfunkもbluesぽいので好きです。音質がイマ2なのは最後まででしたが。

投稿: LazyDog | 2012年8月21日 (火) 08時08分

このレーベル,古めのを少し持っていますが,確かに音が悪くって,困ったもんです.内容的には面白そうですが.

投稿: BackDoorO | 2012年8月21日 (火) 23時03分

Duplexの中で個人的好みでは、
Ervin Rucker Baby U Were Meant For Me Duplex9009
が最高です。

投稿: LazyDog | 2012年8月22日 (水) 09時09分

ビッグ・ダディ・ラッカーですか.その盤は聞いたことがありません.今後の目標,ということにします.

投稿: BackDoorO | 2012年8月22日 (水) 23時21分

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