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2012年5月20日 (日)

ハーモニカ・ブルースの愉しみ(5)

前回のレコードよりずっと時代が新しくなって,1986年のもの.

Jerry McCain, She's Tough b/w Soul Shag, Heart 1961.

Heart1961 Soul Shagって題名からしてもしや,と思って盤面に針を下ろすと,軽快な伴奏にのって始まる歌は,♪カロライナに行くんだ,マートル・ビーチまで.いかした音楽でひとりでに足が動いちゃう...やっぱりそうか,これ,シャグのマーケットを狙ったんだ.シャグだビーチ・ミュージックだってコメントで教わるまで全然知らなかったけれど,こんなのも出てたのね.

ビーチ・ミュージックでブルースが受けることがある,とマッケインが知ったのかどうか,とにかくそっち方面でもヒットの可能性があれば,その仕様でシングル盤を出してみる,とはなかなか商売熱心だよな.それで,このSoul Shag,シャグで踊るといい気分,みたいな歌詞の,快活なアップ・テンポのブルース.にぎやかでとても楽しい.歌のメロディーは何かに似てて,ロンサム・サンダウンのMojo Manあたりかなあ.もっと似てるのがありそうだけど,分からない.それで,人の声そのもののような生ハーモニカの妙技を聞ける.

She's Toughは再吹き込みで,最初1960年に録音していて,これはSteadyといっしょにRexから発売された.だからこのHeart盤は26年ぶりの再演ということになる.ピアノ,スライド・ギターなどをバックにしたこの再演版は,これも,シャグ仕様なのかな.軽快に仕上げられている.マッケインの声は歳月を経ておじさん度と貫禄が増している.やはり良い出来だと思われ,ハーモニカ・ソロの展開など聞き物だと思う.

シャグ音楽のFAQがあったんで,リンクはっておく.

Shag Dance and Beach Music FAQ

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コメント

blues系のビーチミュージックは Buddy Skipper Back On The Beach Again あたりが起源かもしれない。Bobby Long A Good Time にも、日曜日はビーチでロックンロールという歌詞があって、東海岸の光景になっているみたいです。

投稿: LazyDog | 2012年5月20日 (日) 23時47分

バディ・スキッパーっていうのは初めて知りました.覚えておきます.ボビー・ロングなんかは持ち味的にありそうな感じがします.

ビーチ・ミュージックとしてR&Bが使われることが多かったとすれば,その一部にブルースとのボーダーにあるようなのは紛れ込むのが当然のような気もします.FAQのPopular Shag Songsというのを眺めるとエイモス・ミルバーンの曲(もともとビーチ向けってわけじゃないんでしょうけど)なんかも入っているし.

投稿: BackDoorO | 2012年5月21日 (月) 21時03分

YouTubeでShagダンスをいろいろ見ましたが、結構好みの曲がかかっていていい気分でした。ダンスそのものは高齢者でもできるロックンロールというカンジでしょうか。

投稿: LazyDog | 2012年5月24日 (木) 23時03分

なるほどYouTubeでいろいろ見れますね.くるくる回転すんのが面白いと思いました.

投稿: BackDoorO | 2012年5月25日 (金) 21時38分

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