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2012年4月 8日 (日)

浮沈(3)

ホージア・リーヴィの次は,弟の方も書きたくなる.

Calvin Leavy, What Kind Of Love b/w Give Me Your Loving, Loving, Loving, Soul Beat 116.

Soulbeat116 カルヴィン・リーヴィ,Cummins Prison FarmがR&Bチャート入りするヒットとなって浮上するかと思えたが,結局,期待されるほどメジャーな存在にもならなかった.その後はチャート入りするヒットは無かったし,シングル盤を集めたコンピレーションは日米で出たけれど,次々にアルバムをリリースというわけにはいかなかった.シングル盤の一つにはLP,Thieves and Robbersから,と記されていたが,そのLPは出なかったと思われる.

その後,彼に関して良いニュースを聞くことはなかった.彼は1991年に逮捕され,翌年麻薬関係の罪で収監される.服役中に病気で亡くなったのは2010年6月6日のことだった.とても安らかな最期を迎えたように思えない.刑期は当初終身プラス25年だったが,その後75年の刑に減刑されたという(以上,http://en.wikipedia.org/wiki/Calvin_Leavyによる).しかし,米国って麻薬関係で75年なんていう重い刑があるのかね.それほど重い刑を課せられるほど彼は麻薬界の大物だったのだろうか.まさか,刑務所告発の歌なんてやったせいで,官憲の標的になって,必要以上に重い刑が課せられたなんてことはないだろうね.

このレコードは1974年に録音されたもの.カルヴィン・リーヴィ,さすがにホージア・リーヴィよりずっと本格的なちゃんとした歌手,という感じがする.What Kind Of LoveはP-VineのLPに入っていた.It Hurts Me Tooにも通じる8小節ブルースで,切々と訴えてくるものが感じられる.少々ローカル臭さはあっても,彼の傑作の一つと思われる.

Give Me Your Loving, Loving, Lovingはファンキーなリズムを持った曲で,CD/LPでは出ていないと思うが,こちらも良い出来だ.ギターとか,南部っぽい味わいだ.

メンバーはカルヴィンのギター,ホージアのベース,パット・ブラウンのドラム,リロイ・キャンベルのギター,アリスター・エイカーソンのテナー・サックス,となっている.

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コメント

兄は根っからのbluesだけど、弟はsoulの方が似合っている気がします。…prisonは鳴り物入りで登場したので、最初に聞いたときはbluesさには少々がっかりしたもんでした。ホーンとかなくて厚みに欠けるとか、間奏のgtrも白人みたいで…などなど。それでも「買い」レベルであることは間違いないんですけどね。

投稿: LazyDog | 2012年4月14日 (土) 03時41分

Cummins Prison Farmを最初に聞いたときには,実は同じように物足りなさを感じたものです.次第に,自分の考えも世間の評価に近づいていきましたが.ソウルな曲になると,あのバックは素朴過ぎないか(打ち込みよりは良いとしても)とは思います.

投稿: BackDoorO | 2012年4月14日 (土) 21時52分

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