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2012年3月25日 (日)

浮沈(1)

ホージア・リーヴィは,すごく売れたとは思えないけれど,アルバムなども出して,意外と成功したブルースマンだったかと思う.

Hosea Leavy, Oo-Wee Baby b/w When I Was A Little Boy, Riceland 605.

Riceland605 ホージア・リーヴィのデビュー作と思われ,The Blues Discography 1943-1970は,これを1969年の録音としている.

Oo-Wee Babyは速めのミディアム・テンポのブルース.非常に気持ちの良い伴奏だが,歌が始まった瞬間,ダサいなあ,と思ってしまう.しかし,どうにも垢抜けない歌なのだが,聞いているうちに慣れてきて,野卑なところに魅力を感じてくる.垢抜けないのも味のうち,と思えてくる.南部臭いギター・ソロはひょっとするとカルヴィン・リーヴィかもしれない.

このOo-Wee Babyの伴奏トラック,心地よいのだけど,別のレコードでも聞いた.ウィリー・コブスのWorst Feelingがそれで,コブスのは同じ伴奏にコブスのハーモニカとオルガンをダビングしたものだった.この伴奏トラックが,もともとコブス用なのかリーヴィ用なのか分からない.だけど,コブスのにはオルガンもダビングしているし,プロデューサーのカルヴィン・ブラウンがホージア・リーヴィのために録音したものをウィリー・コブスにも使ったんじゃないか,と思っている.The Blues Discography 1943-1970はWorst Feelingを1967年録音としているから,そこはちょっと変なのだけれど.

When I Was A Little Boyはスロー・ブルース.こちらも垢抜けないが,野卑な歌に,ダウンホームな伴奏,それにウィリー・コブスのレイジーな生ハーモニカが絡んできて,濃厚な南部ブルースに仕上がった.この味わいはなかなかのもの.

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