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2012年3月18日 (日)

ぬしは今メンフィスあたり(5)

これはメンフィス録音とされているレコード.

Willie Cobbs, Don't Worry About Me b/w I'll Love Only You, Riceland 110/111.

Riceland110 ウィリー・コブス,昔はそうでもなかったのに,今ごろになって好きになって,聞くようになった.歌は下手なんだけどねえ.ハーモニカは,まあひなびた味があって良いけど,どの曲でもフレーズが代わり映えしないようでもある.なんか似たようなメロディーをテキトーに使いまわした印象もある.と,あまり言いたい放題を書くと,コブスの親類みたいな人に怒られそうだ.いや,言いたいのは好きで聞いてる,ということで,ウィリー・コブス,音楽で何かを伝える力を持っていたと思う.長年,多数のシングル,複数のアルバムを出せたといのは,自分でレーベルを運営していてレコード出しやすかったとしても,ブルースマンとして魅力があって,全国区ではないにせよファンがいたからだと考えている.

というわけで,この盤の2曲も,つい聞いてしまう.Don't Worry About Meは中くらいのテンポの,リラックスした感じのブルースで,この人はこーゆーのが良いのじゃないかと思う.出だしのハーモニカ・ソロの,てれん,とした感じとか,良い.ぶっきらぼうな感じの歌も,あまりボロを出すことなく,南部の香り高い作品に仕上がっている.

I'll Love Only Youの方はファンク・ブルース.この曲は英KentでCD化されているそうだ.ふらふらした歌がダメ,という考え方もあるだろうけど,南部のブルース屋らしさは感じられし,脱力系の味もある.ブルース&ソウル・レコーズ誌91号のファンク・ブルース100選にも選ばれていた.

The Blues Discography 1943-1970は1968年の録音としていて,ギターはテディ・ペイジ,サックス,ピアノ,ベース,ドラムは不明としている.

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コメント

ファンク・ブルース100選に入るのかどうかは疑問ですけどね、Don't Worry About MeはCobbsの中でも独特の雰囲気を持った作品ですね。R&Bもあるので本当はこの人は明るく溌剌な声をしていると思います。それを押し殺したようなBluesとジミーリード調が多いわけで、ファンクにつながる要素はあんまりないな。

投稿: LazyDog | 2012年3月24日 (土) 12時27分

ウィリー・コブスのレコードについて何度か書きましたが,他にも良いと思うものがあって,また書くかもしれません.

BSR誌のファンク・ブルース100選は,他にも分類学的に怪しいのがありました.が,無理やりなものも含めて楽しい企画でしたよ.

投稿: BackDoorO | 2012年3月24日 (土) 21時59分

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