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2012年2月 5日 (日)

追悼ヒューバート・サムリン,というほどでは

昨年末にヒューバート・サムリンが亡くなったので,その死を悼んで,というほどでもないけれど彼の絡んだレコードを.

Blueblood, Short Mini Dress b/w Guitar King, Dharma 1801.

Dharma1801 ヒューバート・サムリンは癌の治療を受けた後も体調の悪化を押して活動を続けた,と伝えられている.間違っていれば失礼なことになるが,稼がざるを得なかった面があったのじゃないか.大病すればそれなりにお金が掛かるわけで,保険に入っていただろうから医療費はともかく,サムリンが大金持ちだったとも思えないからなあ.

さてブルーブラッドはアンドルー・マクマホンで,彼は1960年代から1970年代初めまでベーシストとしてハウリン・ウルフのバンドにいて,その間バンドのギタリストはヒューバート・サムリンだったから,互いに手の内は良く知っていただろう.マクマホンはこのDharmaレーベルでLP (Blueblood, Dharma DB4401)も出している.そのLP,なかなか良かったんだよなあ.小物,といえばその通りなので,今後大きく話題になることもなく忘れられそうだけど,ちょっと良い味出してた.

それで,ヒューバート・サムリンがギターを弾いているのはShort Mini Dressの方.これはいかにもシカゴ・ブルースという切れ味の良いシャッフルで,良い出来だと思う.この曲はLPには入っていない.リズム・ギター,オルガン,ベース,ドラムという編成のバックに,味のあるマクマホンのヴォーカルが聞け,それにサムリンのギターが小気味よく応答する.間奏ではギター・ソロも格好良く決める.

Guitar KingはDharmaのLPのA面1曲めに入っていた.こちらはサムリンではなくホームシック・ジェイムズがギターを弾いている.まったりとしたスロー・ブルースで,これも非常に好感が持てる.歌の文句は,多少変わっているみたいだが,トミー・マクレナンのI'm A Guitar King (1941年)に基づいている.このDharma盤は1973年の録音だけれど,古い歌を引っ張り出したものだ.DharmaのLPに入っていて,ウルフも録音していたCan't Stay Hereはチャーリー・パットンが元ネタで,古い歌を知ってる人だね.

♪俺はギター・キング,行く先々でブルース歌う,って,マクマホンさん,ギター弾いてないだろ,というツッコミはなしの方向で.
Bluebloodlp

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