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2011年9月18日 (日)

スイーツはいかが?(その1)

何者なんだろうか?

"Sweets" Reed, That's Why I'm Messin' 'Round Here b/w Knock Knees, Fantastic 001.

Fantastic001 スウィーツ・リードという人は,1960年代の後半にロサンゼルスでレコードを作っている.本名のファースト・ネームのイニシャルは「A」,つまりA. Reedという名前だと思われる.それ以外は,もう,分からない.

C級なローカル歌手には違いないが,ちょっと気になる人だと思っている.

That's Why I'm Messin' 'Round Hereを聞くと,なんか懐かしい,戦前のシティ・ブルースのようなピアノのイントロに続いて,始まる歌は確かにスイート,というのか,柔らかな歌い口.この,ほんわかした歌いかたがこの人の味のよう.女声コーラスを入れてR&Bっぽくしているのは,今聞くと邪魔で,そういうのなしのブルースにして欲しかった.

Knock Kneesは,ジミー・マクラクリンのThe Walkみたいな,ぽんぽん跳ねるリズムを使ったダンス・ナンバー.ちょっと楽曲が単純つうか,しょーもない曲という感じ.

The Blues Discography 1943-1970は1967年ロサンゼルス録音としている.アレンジャーはアーニー・フリーマンとルネ・ホール,とレーベルには記されている.

さて,ここからは想像というか,妄想というか,あてにならない話になる.The Blues Discography 1943-1970はThat's Why I'm Messin' 'Round Hereで聞けるピアノをアーニー・フリーマンとしているが,違うだろう.思うに,スウィーツ・リードというのは,シンガー兼ピアニストで,彼自身が弾いているのだ,おそらく.それも,古い世代の人で,ビッグ・メイシオとか,そういうシティ・ブルースの流れを汲む人のように思われる.もちろん1967年では時代に合わなくなっていただろう.このレコードは割と平凡なR&Bのように聞こえるかもしれないが,それはプロデューサーや,アレンジャーのフリーマンとホールはぎりぎり1960年代の音に聞こえるように努力した結果,そうなったものと思われる.そのことは仕方ないのだが,だけど,そうじゃなくて,1940年代くらいの,昔の音を再現して録音させていたら,ずっと良かったんじゃないか,などと考えてしまう.

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コメント

ハーモニカ・ファッツ繋がりでの登場でしょうか。
懐かしいシングルですが、僕は自分の名前のレーベルで出したという3枚目のシングルを持っていないので聞いてみたいです。

投稿: むらたまこと | 2011年9月25日 (日) 03時08分

> ハーモニカ・ファッツ繋がりでの...

大体そういうことです.

> 自分の名前のレーベルで出したという...

これについては近日中にやります.

投稿: BackDoorO | 2011年9月25日 (日) 11時16分

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