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2011年8月 6日 (土)

豪快な新人現る,だったのか

もう30年以上も前のこと,ハーモニカ・ファッツで最初に聞いたのはこのレコードの曲だった.

Harmonica Fats, I Get So Tired b/w Tore Up, Darcey 5000.

Darcey5000 ブルース─その源流のさすらい人,という邦題のついたLPに入っていたその曲Tore Upだが,最初のうちはふ〜ん変わってるね,というか良く分からなくて,良さが分かるのに時間が掛かった方だった.なぜ最初ぴんと来なかったか,もう忘れたけど.

両面とも元気一杯の曲で,ハーモニカ・ファッツの魅力全開というところ.I Get So Tiredは,アップテンポのブルースで,悪口ばかり言われるのにうんざりしたよ,みたいなことを,からっと明るく,豪放に歌い飛ばしている.そんなに深いものはなくても,歌・バンドとも,ノリも迫力もちょっとしたものだ.ハーモニカ・ソロも良い.

同じような曲調だが,もう少しR&BっぽいTore Upはハンク・バラードの曲.こちらも豪快にやってくれる.一旦終わったか,と思うとまた演奏が始まって,という仕掛けも面白い.

The Blues Discography 1943-1970はこの2曲をハーモニカ・ファッツのデビュー作で1962年の録音としている.バンドのメンバーはピアノのヘンリー・ストロジンという人物以外は分からない.Skylark 600という番号でも出ているそうで,レーベルにSkylark Productionがプロデュース,とあるからそっちがオリジナルだろう.

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コメント

Star-A-Fire100というのもあります。Star盤がオリジナルではないかと睨んでいたのですが、レコードを良く見ると、Star盤は45―S-600×REと刻まれ、Skylark盤の番号は45―S-600×となっています。Skylarkがオリジナルなのかなあ?
カナダの雑誌Westcoast Blues Review No9(1995)に載った彼のインタヴューで、Darceyにリースされたいきさつが語られています。

投稿: 長岡KH | 2011年8月 8日 (月) 21時51分

> Star盤は45―S-600×REと刻まれ、Skylark盤の番号は

う~む,その番号からすればSkylark 600がオリジナルってことでよろしいのではないでしょうか.

> カナダの雑誌Westcoast Blues Review No9(1995)...

まったく存在を知らない雑誌でした.あちこちで出版された雑誌をもっと読めば色々分かることがあるのですが,どうもなかなか手が回らなくていけません.

いつも貴重な情報ありがとうございます.

投稿: BackDoorO | 2011年8月 8日 (月) 22時23分

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