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2011年4月10日 (日)

レコード制作?まかせなさい

ウィリー・ディクソンのYamboレーベルは,御大自身のLPと,10枚くらいのシングル盤が出ているようで,これもその一つ.

Marge (sic) Evans, 29 Ways b/w When I Make Love, Yambo 109/1010.

Yambo109 Margeとレーベルには印刷されているが,Margieのミスタイプだ.このマージー・エヴァンスという人をあまり聞いてはいないけれど,録音は多い.このYambo盤の前にはジョニー・オーティスのLPに参加したのがあるようだが,その後ICAレーベルから何枚かシングル盤を出して,ボビー・ブランドのLPでも名前を見た,と思ったら,ヨーロッパのL+Rを始めとしてLP・CDをかなり出すようになった.

このYambo盤,The Blues Discography 1971-2000に出ている.それによるとシカゴで1972年に録音されたもので,ラファイエット・リークのピアノ,バスター・ベントンとフレディ・ロビンソンのギター,フィル・アップチャーチのベース,ハロルド・メイソンのドラム,というメンバーだそうだ.曲の作者はどちらの面もウィリー・ディクソンと記されている.

29 Waysジョニー・リトルジョンが録音したのと同じ曲.オーソドックスなシカゴ・スタイルの,アップテンポのブルース曲.フツーのシカゴ・ブルース,といえば,まあそうだけど,安定感と力強さのあるマージー・エヴァンスの歌いっぷり,手慣れた手堅い伴奏で,安心して聞ける.リード・ギターはバスター・ベントンで野太い音色で,かなり聞かせる.ラファイエット・リークもいつものように達者.

When I Make Loveの方はファンキーなリズムを使っている.歌のメロディーはいかにもウィリー・ディクソンが作りそうな,という感じのもの.歌の文句はI Just Want To Make Love To Youとか,そんなタイプか.ちょっと,このディクソンの曲づくりに陳腐なものを少々感じるのが弱点だ.だけど,それ以外はいいのじゃないかな.特に伴奏の盛り上がりはなかなかのもの.ここでもリード・ギタリストのバスター・ベントンが好演している.

ジョニー・オーティス・ショウにいたとか,ウェスト・コーストが拠点の歌手だけど,ウィリー・ディクソンがどうして録音したのか,よく分からない.ディクソンのプロデューサー/コンポーザーとしての仕事としては,かなり後期のものだが,彼なら良いミュージシャンを集めてレコードを作るのもお手の物だったろう.

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