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2011年2月 6日 (日)

同じ日のこと

J・B・レノアがShadレーベルに録音した1958年8月11日,そのセッションに参加していたジュニア・ウェルズも録音している.

Junior Wells, So Tired b/w Can't Live Without You, Baby, Shad 5010.

Shad5010 当然メンバーも同じだろう,と思ってThe Blues Discography 1943-1970を見たらピアニストだけ違っていて,こっちはメンフィス・スリムだとしている.なんで交代したんだろう,というより,こっちもジョー・モンゴメリーなんじゃないかな.1909年5月生まれのジョー・モンゴメリーはリトル・ブラザー・モンゴメリーの3つ年下の弟だ.

So Tiredはこの後Chiefレーベルに録音したバージョンが何度もリイシューされて有名だろう.ブルース・バラッドで,Chief録音の方はアール・フッカーのギターの絡み方が印象的でなかなか良い出来だった.こっちのShad録音はオリジナル録音ということになるが,Chief録音に比べるとブルース度薄めというか,R&B濃度高めというか.ウェルズのアクの強い歌いっぷりには,彼らしい個性が詰まっているけれど,Chief版のが良いのではないか.

Can't Live Without You, BabyはニューオーリンズR&Bみたいだ,と思って聞いていると,どうやら,これはリトル・リチャードの線を狙ったもののよう.ううむ,ウェルズさんも色々あったんだね.

なお,両面ともウェルズはハーモニカを吹いていない.このレコード,なにかのCDで出たような気もするが,思い出せない.

というわけで,このShad盤,ダメということはないけれど,ジュニア・ウェルズの昔の録音としてはやや物足りない方かと思う.収集価値の方はどうかというと,レーベル・デザインがわりとお洒落,という点で個人的には高評価なんだけどね.

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