« 違いすぎる(貧乏すぎるじゃなくて) | トップページ | 同じ日のこと »

2011年1月30日 (日)

シカゴ・ブルースもあったよ

J・B・レノアーという人は,大体いつも高水準の録音を残していたというイメージがある.

J.B. Lenoir, Lou Ella b/w Back Door, Shad 5012.

Shad5012 レノアーの録音では,しいて言えばChecker時代の最後の方はあまり好きではない(ClassicsなんかがCD化しているようだが).それが,Checker録音の後,1958年8月11日に録音されたこのShad盤,さすがに1950年代のシカゴ・ブルースという良い出来になっている.メンバーは次の通り.

  J.B. Lenoir, Vo., gtr;
  Junior Wells, hca;
  Ernest Cotton, ts;
  Joe Montgomery, p;
  Jesse Fowler, d.

Lou Ellaというのはミディアム・テンポのブルースで,シカゴ・ブルースらしいどろどろした雰囲気のリフを持っていて,大変ディープ.その,どろどろの雰囲気のなか1ヴァースごとに巧みに表情をつけながらレノアーは歌う.間奏はアーネスト・コットンがサックス・ソロを聞かせ,これも曲にぴたりとはまっている.レノアーは良い曲が色々あるけれど,これも傑作の一つだ.

Back Doorはアップ・テンポのブルースで,ジュニア・ウェルズの歯切れの良いハーモニカで始まる.そのイントロでリトル・ウォルターを思い起こす,という曲で,つまりこちらも黄金期のシカゴ・ブルース.アレンジはR. Ellenと記されている.一瞬ロバート・ビッグ・モージョ・エレムが頭に浮かんだけれど,違うだろうな.

レーベル名のShadは大物プロデューサー/レーベル・オウナーであるボブ・シャッドの「シャッド」で,だからシャッドが持っていたSittin' In WithとかJaxとかMainstreamといったレーベルと同じ系列.ボブ・シャッドのレーベルはLPでもCDでも色々リイシューがあったけれど,こんな純シカゴ・ブルースがあるとは思っていなかった.いずれリイシューされる(もうあるのかな?)だろうけれど,そのときは良い音で出して欲しいもの.

|

« 違いすぎる(貧乏すぎるじゃなくて) | トップページ | 同じ日のこと »

コメント

こんにちは。LP「The Real Chicago Blues Today -60's Style」はインターネットで探したら高くない価格で見つかったので入手できました。デトロイトJr、ナイス。
さらにこちらJBレノアー、こんなのもあるのですね、Jrウェルスが参加してるってのも何だか面白い。こちらはCDリイシューされるのも楽しみに待つことにします。

投稿: 輪高 | 2011年2月 2日 (水) 18時50分

> LP「The Real Chicago Blues Today -60's Style」は...

お,ありましたか.ジェシー・アンダーソン,ジョニー・トンプソン,リトル・マック,トミー・タッカー,リトル・ジョー・ブルー,と,当ブログで取り上げた曲がいくつか入っていますよ.今,同じような企画で選曲したら何が入るかなあ.

> さらにこちらJBレノアー、...

本文にも書きましたが,これがまた結構良くてですね.この直前のChecker最終セッションやこの後のVee Jayのよりは良いと思いますよ.

投稿: BackDoorO | 2011年2月 2日 (水) 21時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103105/50730976

この記事へのトラックバック一覧です: シカゴ・ブルースもあったよ:

« 違いすぎる(貧乏すぎるじゃなくて) | トップページ | 同じ日のこと »