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2010年12月11日 (土)

ニューヨークの喧騒・その5

バスター・ブラウンの次はB・ブラウン.

Danny Brown, Chewing Gum b/w Standing On The Corner, Earth 702.

Earth702 ダニー・ブラウンというのはFlash,Vestで良いレコードを作ってきた歌手兼ハーピスト,ダニエル・B・ブラウンのこと.この人を最初に聞いたのは,「ブルース ─ その源流のさすらい人(Blues Obscurities)」というシリーズ名のLPに入っていたVestレーベルのものだった.第一印象は非力で平凡なアーティスト,という感じだったんだけどね.その後,何度か聴くうちに捨てがたい味があることに気がつき,Flash録音なども聞いて,何年か経つとかなり好きな方のアーティストになった.もっとも,もともと録音が少ない上,本当に良いと思う作品はさらにその一部だけなのだけれど.

Standing On The Cornerはミディアム・テンポのブルース曲で,ブラウンの味のある歌を十分楽しめる.素朴な生ハーモニカのソロも良い.バンドはサックスが何本か入る,かなり賑やかなものだが,ちょっとこのサックスのリフが合わないというか,単調なように思う.それでも十分良い出来だろう.この曲は以前LP(New York Rhythm'n Blues, Magpie 1817)で出ていた.CDでもどこかで出ているかな?

Chewing Gumはコーラスが入り,さらに賑やかさが増し,ブルース形式のR&Bという曲.ブラウンはこの曲をEverlastレーベルにも録音していて,それはCDで聞ける(New York Tracks, Cee-Jay 579).それと聞き比べると,似たようなものだが,このEarth番の方がやや騒々しいかな.なお,この曲はトミー・タッカーもCheckerに録音していて(記事も書いた),そのレコードでは作者はブラウンとタッカー(ヒギンボーザム)の連名になっている.

The Blues Discography 1943-1970によれば1961年12月,ニューヨークで録音されたもの,ということだ.

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