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2010年11月20日 (土)

ニューヨークの喧騒・その2

前回は無名人だったので,今度は有名人.

Louisiana Red, I Done Woke Up b/w I Had A Feeling, Atlas 1246.

Atlas1246 有名でしょ,ルイジアナ・レッドは.アルバムはよく分からないけど相当な数出してるし,近年はドイツ住まいだそうだが国際的に活躍していて,日本国を含むあっちこっちの国で公演してるし,ねえ.人気とかファンの評価とかはどうだか知らないけど,とにかく知名度はある.

正直に言って,有名人様であられるルイジアナ・レッドをさほど熱心には聞いたことがない.例外は1950年代にプレイボーイ・フラーという名前で録音したもので,ボトルネック・ギターが大変格好良くて,それだけはよく聞いた.そのレコード,45回転盤で持っているので,またいずれ書くこともあるだろう.一方,RouletteのLP(SequelのCDリイシューはお勧め)とかを聞くと,割と良い感じなんだが,そう何度も聞きたいとは思わない.なんか小物っぽいんだ.本物らしい節回しで歌っていても,こーゆーのならもっと凄いのがあるだろう,みたいに思えてしまう.国連に行った夢を見た,というRed's Dreamとか,死んだはずだが葬儀屋の請求書で飛び起きたというToo Poor To Dieとか,意外な発想の歌詞があるのはこの人の才能なのだろうだけれど.

さて,このAtlas盤,1960年にニューヨークで録音されたもので,アイヴァーソン・ミンターが,初めて「ルイジアナ・レッド」という名前を使って出したレコードのようだ.彼はいくつかの名前を使っていたが,このレコードが多少評判になったせいか,これ以降芸名を変えることなく現在に至っている.

I Done Woke UpI Had A Feelingも速めのミディアム・テンポのブルース曲だ.これが,ピアノ,サックス,ドラム,ベースというバックの各パートが終始でかい音で演奏していて,おそろしくにぎやかな演奏になっている.もうちょっと強弱があったほうが,とも思うが,これはこれでエネルギーに満ちた音楽として評価できる.ルイジアナ・レッドはI Done Woke Upではハーモニカ,I Had A Feelingではギターを演奏している.ハーモニカも,ギターも,歌いっぷりも良い感じで,活気あるニューヨーク・ブルースの良作と言える.それでも,なんか決め手には欠けるなあ.

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コメント

わぁこれ、CD「Atlas Blues Explosion」収録の作品ですよね。私もルイジアナ・レッドさんに思い入れは無いのですが、この二曲は勢いあって、仰るようにNYの活気が上手く作用したように感じます。

投稿: 輪高 | 2010年11月20日 (土) 21時21分

あ,これ,Atlasのコンピに入っていましたか.「ルイジアナ・レッド」名のシングル盤作品はほぼすべてCD化されたということですかね(片面だけ,なんてのはあったかも).

なんだか,レッドのことをあまり褒めてはいない書き方になりましたが,昔の録音は一通り聴いても損はないと思っています.

投稿: BackDoorO | 2010年11月20日 (土) 22時25分

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