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2010年10月10日 (日)

歌手とセッション・マン(2)

ジェシー・ジェイムズは,ジョニー・ハーツマンらをバックに,Shirleyレーベルで9曲録音があるようだ.同じものが違う番号で出ていたりもするが,これは多分5枚目くらいのもの.

Jessie James, I Wanna Full Time Love b/w I Gotta Little Girl, Shirley 112.

Shirley112 これも彼としては非常にブルージー.I Wanna Full Time Loveはブルース形式ではないけれど,マイナー・キーの,いかにもブルースという雰囲気の曲.大雑把に言えば,ボビー・ブランドとかがやる雰囲気はブルース,というような,そういう曲.ブランド風だと思って聞けば,ハーツマンのギターも何やらウェイン・ベネットぽく聞こえるような,あ,そうでもないかな.

The Blues Discography 1943-1970は1963年の録音としているが,妥当だと思う.曲名や歌詞からすればリトル・ジョニー・テイラーのPart Time Loveに対するアンサー・ソングの一つだろうから,LJTの曲がR&Bチャートに入った1963年の夏以降の録音と思われる.ジェイムズはなかなか熱のこもった上手い歌を聞かせて,力作の部類だ.だけど,なんか軽い感じもあって,純ブルース歌手でないところが見え,いかにもソウル歌手のブルースというようでもある.

I Gotta Little Girlの方は,そうねえ,サム・クックのAin't That Good Newsをすごく荒っぽくしたような,ゴスペル由来のメロディーを持ったR&B.こちらの方は本人に合っていると思う.

というわけで,ジェシー・ジェイムズのShirley録音,ブルージーで悪くないけれど,物足りない感じもある.直球のブルースはどうも彼には,ということもあるだろうし,若すぎて未完成だったということもあるのだろう.

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