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2010年10月17日 (日)

歌手とセッション・マン(3)

ロン・バジャーのShirleyレーベルから出たシングル盤は20枚くらいのものだけれど,ウェスト・コースト・ブルースがいくつかあって,全然無名の女性歌手によるこれも良い出来だ.

Delilah and Johnny Heartsman Band, A Worried Feelin b/w I'll Rock You Baby, Shirley 116.

Shirley116 両面ともCDですぐに聞くことができる(Don't Freeze One Me, El Cerrito 01005).デリラ,なんていっていて「名字ないのか」と思っていたが,フル・ネームが分かっていて,デリラ・ウィン(Dellilah Wynn)というそうだ.適度にパンチもお色気もあって,大物とは言えないけれど,ちょっと良い感じの歌手だ.ジョニー・ハーツマンによれば「サンディエゴの娼婦」ということだそうだが,歌の上手い娼婦さんもいたものだ.

A Worried Feelinはちょっと速めのテンポのブルース.同じようなテンポのI'll Rock You BabyはB・B・キングのRock Me Babyで,女の立場から歌詞を変えて歌ったもの.両面ともホーン・アレンジも上手くできていて,ジョニー・ハーツマンの個性的なギターも曲に良く合っている.ハーツマンはよくボリュームコントロールを使って「ぅ〜ん〜」という音をギターで出すが,この2曲でもその技を使っている.彼は,この技をあまりしょっちゅう使いすぎるような気もするが,他の人はやらない芸だし,曲にうまくはまれば効果的だ.

The Blues Discography 1943-1970によれば1961年か62年,サンフランシスコで録音されたもので,ハーツマンのギター以外,ホーン,ベース,ドラムのメンバーは判らない.

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