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2010年9月25日 (土)

得意の節で絶好調(3)

これもThe Gambleなどと同じセッションで録音されたと思われるレコード.

Ray Agee, You Hit Me Where It Hurts b/w Tin Pan Alley, Shirley 111.

Shirley111 ShirleyレーベルはAtlanticが配給していたせいで,Tin Pan Alleyは昔からAtlanticのブルースのコンピレーションでリイシューされていた.今でもCDで出ている(Texas Guitar: From Dallas To L.A., Friday Music).そのせいで,ひょっとするとレイ・エイジーの曲の中では最も良く聞かれた曲じゃないかと思う.有名なスタンダード曲で,その歌詞についてはブルース&ソウル・レコーズ誌の95,p.116で取り上げられているとおり.多くの人が歌ってきた曲だけれど,このエイジーのバージョンは独創的で印象に残る.けだるいギターのリフをバックに,エイジーの個性にぴたりとはまっている.暗いといえば暗いが,こーゆー持ち味の人だからなあ.これがダメ,という人は,エイジーの曲は大体ダメなんじゃ,と思う.

You Hit Me Where It Hurtsの方は中くらいのテンポのブルージーなR&Bで,メロディーはブルック・ベントンのKiddioみたいな感じ.Tin Pan Alleyに比べればポップでも,ブルース臭は相当に濃い.

このセッションでギターを弾いているのはジョニー・ハーツマンだが,そのインタビュー(Living Blues, No. 47)を見ると,彼もレイ・エイジーの歌唱力を認めていたようだ(曰く,He could really sing his ass off).Shirleyのセッションでハーツマンらしいギターがもっとも良く聞けるのはOpen Up Your Heartあたりだろうか.この辺の録音は海賊盤でCD化されていると思うが,良い音で,出来の良い曲だけまとめて聞きたいもの.

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