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2010年8月15日 (日)

同じでしたよ

前回とり上げたフックス・ブラザーズ名義のNatural Bluesっていうインストゥルメンタル曲,どうもハーモニカがドリフティン・スリムっぽいな,とは思っていた.ところが,ドリフティン・スリムが変名で,いや彼の場合はエルモン・ミクル以外全部変名なのかもしれないが,とにかくヘンな名前で出したレコードを聞いていたら,「これ,同じだ」と気がついた.

Harmonica Harry, Nothin' But The Blues b/w The Rampart Ramblers, Jam Jamboree, Soulin' 100.

Soulin100 ハーモニカ・ハリーというのがドリフティン・スリムで,Nothin' But The Bluesという曲はいくつかのレーベルで発売されている.オリジナル盤はJGems 1908という番号で,エルモン・ミクル名義で出たもののようで,La Brea 1001という番号でもエルモン・ミクルの名前で再発されている.というわけで,この曲はフックス・ブラザーズ名義のNatural Bluesを含めれば少なくとも4つのレーベルで発売されたことになる.

このハーモニカ・ハリー名義のものと,前回のフックス・ブラザーズ名義のものを比較すると,同一の録音だけれども,フックス・ブラザーズ名義の方は微妙にオルガンがダビングされているようだ.あまり効果のないオルガンなので,ダビングのないSoulin'盤で聞いた方がよさそうだ.というより,オリジナルのJGems盤はどこかで安く売ってないかね?

The Blues Discography 1943-1970によれば1962年にロサンゼルスで録音されたものでメンバーは分からないようだ.バンドの編成はハーモニカの他ギター2本,ベース,ドラムのように聞こえる.

エルモン・ミクルことドリフティン・スリムことモデル・T・スリム,なかなか魅力があるので,もっとマメに聞いておけば良かったと思っている.CDではMilestone録音のリイシューCD(Milestone OBCCD-590-2,廃盤)があって,そのCDも結構良いし,1950年代のものはP-VineやWolfで出ている.これらに加えて1960年代のJGemsとかWonderとかいうレーベルの録音がまとめてリイシューされると良いと思うが,それは望み薄だろうか.

さて,このレコードのA面は上の行に曲名が書いてあって下の行にアーティスト名のハーモニカ・ハリーが書いてあるのだが,B面は上の行に書いてあるランパート・ランブラーズというのがアーティスト名で下の行のJam Jamboreeが曲名だ.最初Jam Jamboreeの方がアーティスト名だと思っていたよ.曲の方は少しだけファンキーなインストゥルメンタルのジャンプ・R&Bで,ブルース形式に基づいてはいるが,ブルース的な興味はあまり感じない.

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