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2010年6月19日 (土)

普通が良いかも(続き)

レーベル名がKennethで,プロデューサ名がPrez,曲の作者がK. Kiddとなっているから,このレコードはベーシストで少々歌手のプレズ・ケネスことケネス・キッドが作ったものに違いない.

Bessie Clark, He Is A Gambler b/w I've Got The Blues, Kenneth 125.

Kenneth125 このレコードで歌っている女性歌手,ベシー・クラークのことはほとんど何も分からなかった.このレコードを作ったのは1967年のことだそうだけれど,その後も何年間かシカゴで歌っていたと思われる.1975年のLiving Blues誌(Vol.24)には,リトル・ジョニー・テイラーがシカゴでショウを行ったとき,このベシー・クラークも出演したというニュースが出ている.しかし,そのくらいしか雑誌記事で名前を見ないし,他にレコーディングってあるんだろうか.随分とオブスキュアな人のようだ.

スロー・ブルースのHe Is A Gamblerは,このタイトルだと分からないが,リリアン・オフィットのWill My Man Be Home Tonight?だ.オリジナルとは,歌詞が少し違っていて,ヴァースの順序が入れ替わっているが,意識してそうしたのか,うろ覚えで歌って自然にそうなったのかは分からない.リリアン・オフィットは長い息継ぎで粘っこく声を引っ張るが,このベシー・クラークの方は,声はなかなか良いけれど,それほど個性はなくて,フツーの人というところ.そもそも,リリアン・オフィットのオリジナルはアール・フッカーがギターを弾きまくっているから,それと比べては,どうしても,このベシー・クラーク版の劣勢は否めない.それでも,この曲,それなりに良いと思う.クラークが2コーラス歌い終って,間奏のサックス・ソロに入るところの熱い盛り上がり方なんてちょっとしたものだ.

なにかのCDの曲目で,このベシー・クラークの曲を見た記憶があるんだけれど,あれは何のCDだったかな.こんなの良く出すな,と感心したのだが.

I've Got The Bluesはアップ・テンポのブルース.こちらも悪くはない.ただ,両面とも音質が悪くて,演奏の良さが損なわれている面はあると思う.

The Blues Discography 1943-1970によればメンバーは次の通り.

  Bessie Clark, Vo;
  Willie Welch, ts;
  Kermit Chandler, gtr;
  Prez Kenneth, b;
  unknown, d.

ウェルチ,チャンドラーはプレズ・ケネスの録音にも付き合っているので,プレズ・ケネスのバンドのメンバー,ということなのだろう.

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