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2010年1月10日 (日)

どこで覚えたの?

アルバート・ワシントンは好きだから,もう1枚.

Albert Washington & His R&B 4 Leaf Clovers, Taste Of Chicago b/w Fat Rat, Westworld 708033.

Westworld708033 前回は彼のキャリアの中で最初期のシングル盤だったが,これはシングル盤としては最後期のものだ.録音年ははっきりしないが1980年代後期のものだと思う.

Taste Of Chicagoはファンク・ナンバーで,これが,かなり格好よい.ワシントンのノリの良い,熱い歌いっぷりが素晴らしい.FraternityのHold Me Babyとか,EastboundのLPなんかでも結構ファンキーだったし,この手のものも得意だったのだろう.

そうは言ってもブルースの曲も聞きたい,と思うと,その裏のFat Ratがブルースだ.ミディアム・テンポのリラックスしたシャッフルで,フツーのブルース曲と言えば,まあ,そうだろう.それでも,ワシントンの力のある歌が始まると,ピンと空気が張りつめる感じがする.スティーヴン・トレイシーはこの曲の元歌をリトル・サン・ジョーのBlack Rat Swing(1941年録音)だとしている.リトル・サン・ジョーって言ったって,メンフィス・ミニーの夫,という以外,特に何も思い付かないけれど,何でそんな人の歌を知っていたのだろう.ジョージア州出身のアルバート・ワシントン,少年時代に78回転盤のレコードでブラインド・ボーイ・フラーとか聞いていたそうだが,そういう中にリトル・サン・ジョーのレコードでも混じっていたのか.不思議な選曲だなあ.

伴奏しているのはワシントンの当時のバンドということで,

Debbie Washington, keyboards;
Landy Shores, gtr;
Bobby Goodman, d.

というメンバーだそうだ.プロデュースはワシントンのマネージャだったルーズベルト・リーが担当している.

Fraternity録音あたりに比べると,高血圧などの健康上の問題が出てきたのか,無茶苦茶な馬力とか声ののびはちょっと薄れている感じはする.それでも,この後のIrisレーベルのCDよりはずっと元気だし,両面とも十分良い出来のレコードだと思う.

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