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2010年1月24日 (日)

ファンキー宣言

ブルース・アンド・ソウル・レコーズ誌の最新号(No.91)はファンク・ブルースを特集している.この,ドーナツ盤のレーベル写真が100枚もならんでいるのは壮観だ.この雑誌を買う人でアナログ盤に興味を持つ人が多いのかどうか知らないけれど,自分的には「おおおっ」と感動した.この100枚のうち我が家にあるのは1/4くらいかなあ.ゴールは遠いのう,いや,ゴールって別に無いのだけど.

Bobby Rush, Gotta Be Funky b/w Gotta Find You Girl, On Top 2000.

Ontop2000 ファンク・ブルースといったらボビー・ラッシュ,でしょ.カルヴィン・カーターが制作して1971年にGalaxyから出たChicken Heads b/w Mary Jane,1972年にカルヴィン・カーター自身のレーベルから出たこのGotta Be Funky b/w Gotta Find You Girl,Jewelからも再発されたBowlegged Woman, Knock-Kneed Man,これら3枚のレコードで,ボビー・ラッシュは誰とも似ていない,独自のスタイルを確立している.彼の長いキャリアの中でも代表作だろう.ワン・パターンと言えばそう言えるかもしれないけれど,音楽に魅力があるから,同じような曲でもそう飽きることはない.それにしても,この,ファンクのようでいて,ブルースとしか言いようの無い空気が濃く充満しているのは,一体何なのだろうか.

Gotta Be Funkyはもちろんファンク・ブルースのスタイルで,ヒットしたChicken Headsと同じくらい良い.歌のキー・フレーズは「分かって欲しいのは,人には誰しもその人ならではのものがあって,俺がやることは何でもファンキーになるんだ」というようなことだと思う.その言葉通り彼ならではのファンキーなスタイルを長年に渡ってつらぬいて,今やブルース界の大看板になったのは立派だ.自分的には「父ちゃんが言うんだ,『せがれや,せがれ,音楽,ちとファンキーすぎるぞ』」とかなんとか歌うところで,ワウワウ・ギターが蚊の羽音みたいな音色で,「ぷ~ん~ん~ん」ってやるのがツボ.

その裏面のGotta Find You Girlも同じスタイルだが,こちらの方がもう少し伝統的なブルースの形式に忠実で,ややテンポが速くなっている.これも大変良い出来だ.

録音データは分からない.1972年頃のもので,伴奏はギター2本,ベース,ドラムというシンプルなものだ.ベースかギターをラッシュ自身が弾いているかもしれない.

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