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2009年10月11日 (日)

帰還の日

またSoul Beatレーベルのものを.

Calvin Leavy, Free From Cummins Prison Farm b/w Enjoy Being Hurt By You, Soul Beat 118.

Soulbeat118 レーベルには1976年という表記がある.カルヴィン・リーヴィのLPを出す目的で日暮泰文さんがSoul Beatのカルヴィン・ブラウンと交渉していたのは1975年の夏だそうだから,このレコードの録音は同じ頃かもう少し後だろう.日本の会社から金が入ったからもう一丁やるか,というセッションだったんじゃないの,なんて想像する.

Free From Cummins Prison FarmはタイトルからしたってCummins Prison Farmの柳の下の二匹目のドジョウを狙った感じで,実際そのようなものだが,これがとても良い.こちらはCummins Prison Farmのような告発の歌ではなく,カミンズ監獄から釈放されたときの心境を淡々と歌っている.釈放が嬉しくないこともないが,それより無一文で刑務所から放り出されて困惑している,という歌のようだ.体験なんだか,創作なんだかよく分からないが,生々しいような気はする.

その日の朝,看守が俺のところにやってきた
手に何か書類を持っていて
俺の方を見て言ったのは
「これが出たから,お前は今日から自由の身だ」

それで,人の気配のないハイウェイへ出て
ポケットには小銭の一枚もなかったが
わが家へ帰ることにしたんだ
さんざん泣かせた家族のところへ

歌のメロディーがCummins Prison Farmそのまんまなので,どうしても二番煎じに聞こえて仕方ないが,それでもリーヴィの歌は説得力がある.伴奏はCummins Prison Farmよりダウンホームで,2本のギターなど,とても良いと思う.

その裏のEnjoy Being Hurt By Youもブルースで,こちらはファンキーなリズムを使った曲.悪くはないがフツーかな.

両面とも以前The Best Of Calvin Leavy (Red Clay 8303)でCD化されていたようだ.

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