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2009年9月26日 (土)

消えた?ギター・スター(上)

消えた,とタイトルに書いたけれど,多分消えてなくて,メンフィス辺りで元気にしていると思う.もういい歳だろうけどね.ただ,20年以上,フレッド・サンダースというシンガー/ギタリストに関するニュースを見ていなくて,この人がどうなったのかよく分からない.

Fred Sanders, Don't Know What You're Doing To Me b/w Across The River, Soul Beat 117.

Soulbeat117 Soul Beatレーベルの新人歌手として,フレッド・サンダースがこのレコードを出したのは1970年代前半くらいだから,軽く30年以上も前のことになる.その後の活躍はどうだろう,当時のプロデューサー,カルヴィン・ブラウンが期待した通りと言えるかどうか.

Don't Know What You're Doing To Meはメロウな,リラックスした感じのスロー・ブルース.フレッド・サンダースの武器はとにかくギターで,この曲でもイントロと間奏で熱いソロを聞かせている.歌の方は,悪くもないが,ギターに比べりゃもの足りない.伴奏はリズム・ギター,電気ピアノ,ベース,ドラムというシンプルなもの.

Across The Riverは速めなテンポのインストゥルメンタル・ブルース.終始サンダースがギターを弾いている.本人も伴奏陣も完璧ではないが,ギターの音色には魅力がある.

どうもメジャーにはなり損ねたフレッド・サンダースだが,ギターの才能は評価するべきだろう.

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コメント

ああ、懐かしいシングルですね。
190年代末から主にメンフィスでアルバムを出している同名のギタリストは年齢的に見ても別人でしょうよね。
「Long time comin'」のジャケで顔が見られますが、とても60とか70と言う顔じゃありません。
ウィリー・フォスターとのセントルイスのライブアルバムもあります。
今回メンフィスでは彼の仲間のブラインド・ミシシッピー・モリスは見られましたが、フレッドの名前は見ませんでした。
あと、前回の乾燥玉葱ブルースは確か他のレーベルでリイシュー(?)されていた記憶があります
後で探しておきます。

投稿: むらた まこと | 2009年9月28日 (月) 21時00分

> 「Long time comin'」のジャケで顔が見られますが、...

Long Time Comin'はこの人が知らぬ間に出していたCD,だと思っていました.現物は持ってなくて某所でサンプル試聴しただけですが.年齢のことは,Soul Beat盤のときめちゃくちゃ若かった,と仮定すれば一応辻褄は合うんで.

Eating Dry OnionsはThe Blues Discograpy 1943-1970ではPhilwood, Chimneyville, Supremeで出てる,となっているんですが,本当に同じものなのかどうか分かりません.同書はその辺が信頼できないというか,ディスコグラフィーの編者もチェックしきれないでしょう.コブスは同じ録音に何かダビングして再発,なんてことがあるらしいので,その手で色々出しているかもしれません.

投稿: BackDoorO | 2009年9月28日 (月) 22時01分

遅くなりました。
コブスを聞き始めたら、余りの同一パターンと、ダビングなどの小細工での出し直し、一部の盤の音質の悪さ、そしてコブスの歌の下手さなどで、途中で挫折しました。すみません。
乾燥玉葱ソングの件ですが、音質とかミキシングの差などで僕の耳にはわずかに違って聞こえる時もありますが、基本的に
Philwood 254
Chimneyville 10226
は同じです。
でも僕は
Supreme
の同曲を持っていないので、これは確認できませんでした。
Supremeはシカゴのポール・セラノのレーベルですので、再録音かもしれません。
この曲はその後南部のマイナー・レーベルで再発され続けていて、僕が持っている最終のは
Record Gallery 681
という81年のものになります。
この場合にも一聴しただけですがSoul Beat、Philwood、Chimneyvilleなどと同じに聞こえます。
前回取り上げられていた「Worst feeling」の歌入りヴァージョンは
Riceland 904
が初発ではないでしょうか?
共同作者のクレジットのあるHosea Leavyもきっと参加しているのでしょう。
完璧にではないですがざっと彼の曲を聞いてみた感じでは、Mojoのオリジナル・ヴァージョンの「You don't love me」、その再発の各種版のうちで一番音質の良いVee Jay 441と、初期のウィリー・ミッチェルが絡んだC&F 3000/1の「Five long years」、再発だけどさらに音質の良いAscot 2113、この辺りを押さえておけば、最初期のRulerは揃えなくても良いかななんて気がしました。
サミー・ローホーンとロバート・ロックウッドが入っている割には燃えていないし・・・です。

投稿: むらた まこと | 2009年10月 3日 (土) 01時36分

済みません.御要望と違いますが,頂いたコメントはインフォマティヴでもありますし,特に問題もありませんのでハンドル名だけ修正して残します.どうしても,ということなら再度御要望下さい.

ウィリー・コブス,私はそれほど聞いていませんが,古雑誌のレコード評なんかを見ても大体ご指摘のとおりではないかと思われます.

投稿: BackDoorO | 2009年10月 3日 (土) 06時59分

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