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2009年6月13日 (土)

買わなかったLP盤のこと・その1

ヘイズ・ウェア,ヘイズ・ウェア...いたよなあ,ヘイズ・ウェア.

Hayes Ware, I Want To Bump b/w You Got Me Mama, C.J. 669.

Cj669 ヘイズ・ウェアのLP,Ghetto Woman (Bash LP426),ディスク・ユニオンへ行くといつも売ってた.売れ残っていた,という感じもあった.だけど,なんか中途半端な購買意欲をそそられないジャケットで,結局買わなかった.雑誌にレヴューが出てたな,と思って古雑誌を引っ張り出すと,ザ・ブルース44号,1981年1・2月号に記事がある.そのレヴューでは絶賛されていて,なら買ってもよさそうだが,なにしろ貧乏だったからなあ.LPは厳選主義で買っていたから,ヘイズ・ウェアなんて,訳分からない名前を言われても,ちょっとねえ.

カール・ジョーンズのC.J.から出たこの45回転盤,1970年代半ばくらいの作ではないだろうか.多分,BashのLP以前の,自己名義の録音としては最初のものだと思う.それ以前の録音というと,Vanguardから出たChicago/The Blues/Today!のジョニー・シャインズのセッションでベーシストとして参加しているのに気が付いた.それ以外の録音はあるような気がしない.

音楽の内容には,ちょっと嬉しくなる.一流とは言えなくても,アーティストの個性が特別で,この代わりになる人はいないように聞こえる.特にYou Got Me Mamaというのが良い.ギター,ベース,ドラムというごくあっさりした編成のバンドが,非常にダウンホームかつ小気味良いリズムを弾き出す,割とテンポの速いブルースで,これは誰に似ているんだろう.ヘイズ・ウェアの声は重みのある渋いブルース声で,それも魅力的だ.何か南部の草深い土地のカントリー・ブルースでこんなのがありそうだと思うのだが,誰の何の曲,というのを思い付かない.

バンプという踊りが流行っている,というニュースを少年時代に聞いた覚えがあるが,それは1974年頃のことらしい.I Want To Bumpはバンプ・ブームに乗ろうとしたもののようだ.実はYou Got Me Mamaと大体同じ様な音楽だが,一応ギターのリフとか流行のダンス音楽を意識していて(?),その分つまらないと思う.

ヘイズ・ウェアのLP,今入手しようとしてもほぼ不可能だから,買っておけば,と後悔しないでもない.だけど,発売される音楽を何でも買って聞くわけにはいかないのだし,仕方ないことだろう.

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