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2008年11月22日 (土)

Ferriday, Louisiana・その1

レーベルにルイジアナ州フェリデイという住所が記載されているレコードを何枚か買った.フェリデイというのは人口3,700人というから,小さな町だ.住人の3/4がアフリカン・アメリカン,町出身の有名人はジェリー・リー・ルイス,町内にデルタ・ミュージック・ミュージアムなんてのもあるそうだ.ルイジアナ州の東側でミシシッピ州との境界に近く,多少知られた都市だとミシシッピ州ナチェズが割と近郊になる.だけど入手したレコードはいずれもミシシッピ州ではなくテキサス州との結び付きが強く,ヒューストンのACAスタジオで録音されたようだ.

Floyd Dixon, Opportunity Blues b/w Daisy, Dodge 807.

Dodge807 フロイド・ディクソンのOpportunity Blues,あったねえ.フロイド・ディクソンをまとめて聞けるようになったのは,Route 66レーベルが彼の大量の録音を数枚のLPで復刻してからだと思うけれど,その1枚にこの曲をタイトル曲としたものがあった.LPのタイトル曲に選ばれただけあって,深遠なスロー・ブルースで,力作になっている.チャールズ・ブラウンが好きだったことを本人もインタヴュー(Living Blues, No.23)で語っている通り,スロー・ブルースになるとチャールズ・ブラウンみたいなクラブ・ブルース調になるディクソンだが,この曲は真似でもなく,個性が感じられる.

このOpportunity Bluesという曲,ルイ・ジョーダンがTangerineレーベルにMy Friendsという題名で録音しているそうだ(聞いたことないな).フロイド・ディクソンのこのレコードの録音は1961年11月,ルイ・ジョーダンのMy Friendsは1962年7月の録音とされている.だから,ディクソンがジョーダンの曲をカバーしたのではなく,ジョーダンがディクソンのレコードを聞いて録音したのじゃないかと思われる.

Daisyの方は甘口の,ちょっとニューオーリンズっぽさもあるようなR&Bバラッド.レコードの片面がスロー・ブルースなら,反対の面にはこんな曲を配するのがちょうどバランスが良い.

Call Operator 210とかOoh-Eee! Ooo-Eee!とかAlarm Clock BluesとかHey Bartenderとか印象に残る曲がいくつもあるフロイド・ディクソン,CDリイシューも随分ある.お正月休みにでも復習してみるかねえ.

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