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2008年11月 8日 (土)

1980年代のシカゴ・ブルース,その5

1980年前後,ウィリー・バックというブルースマンがBar-Bare,Arrowなどのレーベルでシングル盤を出していた.Bar-BareからはLPも出した(番号はBare-Bare TRD-10304),というけれど,見たような記憶がない.そのLP,どこかに売っていれば結構レア盤なのかもしれない.

Willie Buck, I Say b/w My Baby Talking, Arrow 440.

Arrow440 このレコードのレヴューがLiving Blues誌のWinter 1982/83号(No.55)に出ているので,出たのは1980年代始めだろう.内容はその時代に作られたにしては随分古いスタイルで,1950年代のシカゴ・ブルースみたいな感じだ.

I Sayというのはリトル・ウォルターのEverything's Gonna Be Alrightで,歌詞は変えているようだ.アンプリファイされたハーモニカがシカゴ・ブルースらしさを盛り上げる.ウィリー・バックの歌も,渋い声をしていて,悪くない.ただ,もう少し個性や味わいが欲しいところ.

My Baby Talkingは良くカバーされるリトル・ジュニア・パーカーのFeelin' Goodのパタンの曲で,歌詞だけは独自のものに取り換えられている.この手の曲にしてはエネルギーが少々不足気味のようだが,手堅くまとめれれて,悪くはない.

このレコード,Living Blues誌によれば,ルイス・マイヤーズ,ビッグ・ムース・ウォーカーらが参加しているそうだ.

ウィリー・バックという人,1980年代のシングル盤で期待されるようなスタイルとは言い難くて,新鮮さに欠ける.逆に,その時代としては伝統をよく伝える貴重な存在だったとも思う.今,それほど話題にならないが,ググって見ると,プロフィール・ページがすぐに見つかった.

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=71288175

最近も元気に歌っていて,CDを出しているようだ.このページで試聴できる曲やビデオを見てもシングル盤とほとんどスタイルは変わらない.CDが広く配給されれば古めのシカゴ・ブルース好き(自分がそうだが)には評判になるのかもしれない.

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