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2008年10月18日 (土)

1980年代のシカゴ・ブルース,その2

AlligatorとかRounderとかは非黒人ファン向けにブルースのアルバムを売っている会社だが,45回転のシングル盤も出していた.その売れ行きがどうだったのか,知らない.同じ様な性格のレーベルで,Living Blues誌のジム・オニールが主宰していたRooster Bluesもシングル盤を出していた.これらは大体LPからのカットが多かったようだが,1983年に出たらしい次のレコード,何かのアルバムに入っていただろうか?

Abb Locke with Otis Rush, Blues Party b/w Cleo's Back, Rooster Blues 49.

Rooster49 サックス奏者のアブ・ロックは色々なセッションで名前を見るから有名だろうけど,いつも大体脇役で地味な存在だから,ギターのオーティス・ラッシュの方につい注目してしまう.オーティス・ラッシュ参加のRooster Bluesのセッションというと,エディ・クリアウォーターのものなどがあったが,そのセッションと別の録音かなあ,と思う.クリアウォーターのレコードはもう少し後の1986年に出ているからだ.

Blues Partyは歌の入るウォーキング・テンポのブルースになっている.ヴォーカルはアブとロックス,となっていて男女混声のコーラスで歌われるのだが,どの声がロックの声だかよく分からない.どの声であったとしても鼻唄みたいなもんで,たいしたことはない.という訳で,歌に関してはまるっきりへなちょこなレコードなのだが,それとは不釣合な,やたらに立派なギター演奏が終始聞ける.間奏のソロも含めて,オーティス・ラッシュはさすが,ということ.ロックのヴォーカルが弱いので,コーラス形式にしたのだろうけど,そういう工夫はしなくていいから,誰か歌える人を調達してくれれば良かったのだが.このウィーク・ポイント,ギターを弾いてる人に歌わせれば簡単に解決したのだろうけれど.

Cleo's Backというのはアブ・ロックのテナー・サックスを中心としたちょいファンキーなインストゥルメンタル.オーティス・ラッシュも2コーラス位のソロを弾く.これはブルース・ファン向けBGMとゆー感じ.

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コメント

Rooster Bluesのシングル盤、ということで思い出したのですが、ピアニストJohnny Jonesのアルバム(Alligator)の解説文で、"64年にリー・ジャクソン、ボイド・アトキンスらと行なった「ドント・ユー・ライ・トゥ・ミー」「プリズン・バウンド」の2曲を残したのを最後に(ルースター・ブルースからシングルのみで出されたことがある)"と小出斉氏が記述されています。私はJohnny Jonesは歌も大好きで、数少ないリーダー作品はこれら以外は持っているのですが、未だCD化されてはいないのでしょうか?聴いてみたいものです。

投稿: 輪高 | 2008年10月18日 (土) 19時08分

CDリイシューの動向は私は追い切れなくて,良く分からないのですが,ジョニー・ジョーンズの2曲,CDで出たという記憶がありません.

そりゃジョニー・ジョーンズは,全曲聞きたくなりますよねえ.誰しもそう思うんですねえ,なるほど.

私もずっと聞きたいと思っていましたが,このブログを始めてから,だから2~3年前,そのレコード,Rooster Blues 23,買っちゃいましたよ.

値段が高いとか激レアということもないでしょうが,シングル盤を探さなくてはいけないといのも随分面倒なことです.誰か他の音源と適当に抱きあわせてCDにして欲しいものです.

投稿: BackDoorO | 2008年10月18日 (土) 20時45分

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