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2008年8月 3日 (日)

レイ・シャンクリンの仕事・その7

サニー・ローズことクラレンス・スミスはすっかりメジャー・ブルースマンになって,CDなんか一杯あって,どれを買えばよいのかわからない.彼はアルバムを出すようになる前,1960年代の終りにGalaxyレーベルから3枚のシングル盤を出している.そのアレンジャーはもちろんレイ・シャンクリンだ.

Clarence Smith, All Night Long They Play The Blues b/w I Don't Love You No More, Galaxy 746.

Galaxy746 サニー・ローズのGalaxy録音はSpecialtyやUK KentでほとんどCD化されていて,優れた歌と演奏を良い音質で,安価に入手できてありがたい.ただシングル盤で出た6曲のうちただ1曲,I Don't Love You No Moreだけは正規にはCD化されていないと思う(間違っているかもしれないが).

そのI Don't Love You No Moreだが,シンプルなR&B曲で,いかにもブルース歌手のやるR&B,というところ.声はさすがに迫力があるので悪いとは言えないけれど,それほど無理して聞きたい,という曲でもない.

All Night Long They Play The Bluesの方はLPでもCDでもコンピレーション・アルバムのタイトルになっているから有名だろう.これは文句のない1960年代ウェスト・コースト・ブルースの逸品だ.張りつめた雰囲気の中で,ローズは重量感のある声で歌い進めて行く.「ジューク・ジョイントの向かいに住んでいて,一晩中ブルースをやっていて...」という文句は,ある程度はテキサス辺りでの自身の体験に基づいているのかもしれない.

The Blues Discography 1943-1970は1966年の録音としている.クラレンス・スミスという名前での録音はこれが最後のようで,以後はサニー・ローズと名乗るようになる.1970年代以降の録音ではスティール・ギターを弾くことが多くなって,それも売り物になっているようだが,Galaxy録音では普通のギターを弾いている.

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