« レイ・シャンクリンの仕事・その3 | トップページ | レイ・シャンクリンの仕事・その5 »

2008年7月12日 (土)

レイ・シャンクリンの仕事・その4

ジョニー・モリセットという人は,サム・クック伝(Mr. Soulサム・クック,ブルースインターアクションズ)でも名前が出てくるし,モリセット自身のインタヴュー(Living Blues, No.49)で分かる通り,サム・クックのお友達だった.録音した曲にはブルースが多い.ウチにモリセットが1982年にだしたLP(Hell All The Way, Chronicle CH5009)があるが,それにもブルースの曲が入っていた.アレンジがレイ・シャンクリン,プロデュースがクリフ・ゴールドスミスという次のレコードも両面ともナイス・ブルース.

Johnnie Morrisette (sic), Chains Of Love b/w Brick, Convoy 517.

Convoy517 名前の綴りはMorrisetteとなっているがMorisetteが正しいはず.

Chains Of Loveはもちろんジョー・ターナーが1951年にヒットさせたバラッドっぽいブルースで,ボビー・ブランドとかカバーした人は他にもあり,有名な曲だろう.このモリセットのものは,じっくりと歌われていて優れたカバー・バージョンだと思う.ギターやホーンも過不足無い伴奏をしている.

Brickの方は印象的なイントロで始まるアップテンポのブルース.シャンクリンのホーン・アレンジがいつもながら秀逸で,カッコ良くまとまっている.この曲はCD化されている(West Coast Guitar Killers Vol.1, El Segundo).また,Alligatorでアルバート・コリンズがカバーしていたと思うし,意外と人気のある曲なのかもしれない.

1963年,ロサンゼルスで録音されたレコードらしいが,伴奏者は分からない.

インタヴューによればモリセットは1935年南太平洋のモントゥ島で生まれて,アラバマ州モービルで育ち,少年時代にゴスペルを始めたが,チャールズ・ブラウンやロイ・ブラウンが好きでブルースの道へ,という人のようだ.一流歌手とは言えないけれど,録音はかなりあるし,荒っぽい歌い方にそれなりの魅力があると思う.

|

« レイ・シャンクリンの仕事・その3 | トップページ | レイ・シャンクリンの仕事・その5 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103105/41816140

この記事へのトラックバック一覧です: レイ・シャンクリンの仕事・その4:

« レイ・シャンクリンの仕事・その3 | トップページ | レイ・シャンクリンの仕事・その5 »