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2008年4月23日 (水)

LAブルース・その2

Comboというレーベルの録音はUK Aceで結構リイシューされていたが,これなんかはどうだっただろう.

T.L. Clemons and Combo, My Big Mistake b/w Let's Jerk, Combo 177.

Combo177 The Blues Discography 1943-1970にT・L・クレモンズのレコードは3枚,6曲が記載されている.録音は1961年,1962年,1966年に行っている.歌手兼ピアニストだそうだ.Aceのヴォーカル・グループもののCDでリイシューされている曲なんかもある.

上のレコードは1966年にロサンゼルスで録音されたものだそうだが,その時代のウェスト・コースト・ブルースとしては,異色作.盤に針を降ろし,My Big Mistakeの音が出てきたとき,驚いて,思わずにやついた.どんな音楽かというと,ごくいなたいギターとそれにからむ生ハープのイントロで始まる,1950年代前半の南部あたりの録音か,と思うようなダウンホーム・ブルースなのだ.T・L・クレモンズもいい感じで歌っている.欲を言えば,クレモンズの歌はそれなりに味わいはあるけれど,ちょっと線が細くて,上手いとも言えないとか,ギターやハーモニカにもっと頑張って欲しかったとか,望みたいことはある.結局,二流ブルースマンによる二流の作品には違いないのだけれど,こんな二流のブルースをとろとろと聞いているのも乙なものだ.

Let's Jerkという曲名の「ジャーク」は,当時の踊りから来ているのかと思われる.だけど,全然1960年代半ばのダンス音楽とは思えない.こちらも南部臭のあるダウンホームなブルースで,My Big Mistakeに比べりゃテンポが速い,という曲.

The Blues Discograpy 1943-1970にはメンバーも書いてあって,クレモンズの歌とピアノ,ハーモニカは不明(addedというから後でオーバーダブしたものか),Shelton Glennって人がギター,Ben Littleって人がドラムだという.別に名前を知っている人が居る訳でもなく,どこでどう生け捕って来た人達なんだか訳が分からない.

こんなのを過大評価してはいけないだろうけれど,ちょっと嬉しいレコードだと思っている.

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