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2008年2月12日 (火)

ナッシュヴィル・ブルースその6

歌手でハーピストのユージン・“テクサス”・レイという人は,名前の通りテキサス州で生まれて,1993年にテキサス州で亡くなっている.という訳でテキサス出身ではあるけれど,1960年頃にはニューヨークでLaurie(Altonでジーン・フランクリン名義で出たものの再発),Kaydeeといったレーベルでシングル盤を出していた.この人は1981年にはテネシー州ナッシュヴィルのレーベルからレコードを出している.

Eugine "Texas" Ray, Hey Mr. Landload b/w Grits, Nashville Sound Records 1000.

Nashville1000 ユージン・“テクサス”・レイに,この1980年代のシングル盤と1960年ごろの録音以外に何かレコードがあるのかどうか,よく知らない.ひょっとするとLPとかもあるのかもしれない.

このレコードを手に入れたのは,今から25年前,1983年のことだ.そのとき,会社の研修の関係で大阪にいた.上方に来たのだから,こっちの名所旧跡を見て歩かなければ,ということで堺市のサム'ズレコードショップへ出かけて,で,買ったレコードの一つがコレだった.1981年に出たというのはThe R&B Indiesに出ていた情報なのだが,入手した当時としてはほぼ最新のブルースだったことになる.

音楽の内容の方は,1980年代の新録ブルースとは思えないようなダウンホームなブルースだ.Hey Mr. Landlordは,そこそこ重みのあるウォーキング・ベースにのって,ユージン・レイが歌い,ハーモニカを吹くブルース曲.おおざっぱに言えば1950年代くらいのように聞こえるスタイルだ.伴奏はギター,ピアノ,ベース,ドラムという編成で,特にファズを使ったギターなんかはいかにも1980年代のブルースという音だから,ちょっとレイの持ち味よりは新しすぎて重みに欠ける.それでも,ユージン・レイ御本人は昔ながらのスタイルで歌い,ハーモニカを吹いていて,なかなか良い味を出していると思う.

Gritsというのはレイのハーモニカをフィーチャーしたインストゥルメンタル曲.リトル・ウォルターのインストゥルメンタルをゆるくして,南部っぽくしたような感じか.

レーベルはその名前のとおり,住所がナッシュヴィルになっている.この1枚位しかレコードのないローカル・レーベルのようだ.

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