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2008年1月20日 (日)

ナッシュヴィル・ブルースその3

Excelloレーベルは,ルイジアナ州のジェイ・ミラーが録音したルイジアナの歌手のレコードを多く出していて,それで有名なのはもちろんだ.でも,所在地はテネシー州ナッシュヴィルで,地元のアーティストの録音も多くて,アーサー・ガンターとか,ロスコー・シェルトンとか,ナッシュビルの歌手でもExcello音源のリイシュー・アルバムが作られた人がある.アルバムを作れるほどの曲数はないが,リリアン・オフィットなんてのもExcelloでヒットを飛ばしたナッシュヴィルの歌手だった.

Lillian Offitt, Just Lonsome! That's All b/w Darlin' I'll Forgive You, Excello 2124.

Excello2124 リリアン・オフィットは1938年11月4日テネシー州ナッシュヴィル生まれ,と公式にはされているが,アール・フッカーの伝記本を見ると,「1958年シカゴに来たとき25歳」とか書いてあって何だか歳が合わない.サバをよんでいて1933年生まれというのが本当かもしれない.Excelloからは3枚のシングル盤を出しているが,最初の1枚,Miss You Soが大ヒット,1957年7月にはビルボードのR&Bチャートで8位にまでなっている.その後シカゴへ移り,アール・フッカーのギターをバックに何枚かレコードを出したのはよく知られているだろう.シカゴ録音ではWill My Man Be Home Tonightがローカル・ヒットしたそうだ.

リリアン・オフィットは,女性ブルース歌手の中ではさほど声量があるタイプでなくて,物理的な迫力には欠けるけれど,節回しは巧みでなかなか味がある.今回紹介するレコードはMiss You Soに次ぐExcelloでの2枚目.

Just Lonsome! That's Allはのんびりとした感じの,ゆっくり目のミディアム・テンポのブルース曲.このほんわかした雰囲気はかなーりいいんじゃないの.良く分からないが,成分分析したらカントリー・ミュージックが何%か出てきそうな感じもする.

Darlin' I'll Forgive YouMiss You Soと大体同じ様なブルース曲.軽快なリフに乗って歌われていて快調.

どちらの曲もMiss You Soと同じセッション,1957年ナッシュヴィル録音とされている.曲の作者は両面ともM. Babbとなっているが,これはモーガン・バブというナッシュヴィルのゴスペル界の人のようだ.

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