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2007年11月 1日 (木)

このあたりでチェス・その5

前回に続いて,ウェスト・コーストのマイナー・レーベルのレコードでChess/Checkerから再発されたものをもう1枚.今度はファッツ・ワシントンのMovin'から出ていたもの.

Little Joe Blue, Dirty Work Going On b/w Pretty Woman, Checker 1141.

Checker1141 リトル・ジョー・ブルーは1990年に55歳で亡くなっているから,若死の方だったかもしれない.しかし,録音は多くて,そこそこ人気もあって,成功した部類だろう.ふっ切れないB・B・キング,という感じの歌手で,味のあるブルースは歌う好ブルースマンとは言えるけれど,なんかもう「ひと押し」が足りない,という人でもある.

Dirty Work Going Onはリトル・ジョー・ブルーの代表作.彼としては唯一チャートには入ったヒット曲で,1966年7月にビルボードのR&Bチャートで40位になっている.ヒットするだけの出来の良さは確かにある.ファッツ・ワシントンのプロデュースが上手いのか,リトル・ジョー・ブルーの良い面が発揮されたウェスト・コースト・ブルースの秀作だと思う.

このDirty Work Going On,米MCAから以前出ていた4枚組CD,Chess Blues (MCA/Chess CHD4-9340)でCDリイシューされていた.で,そのCDに入っているDirty Work Going Onを聞くと,同じ曲の同じテイクのようだが,ん?ん?何だこりゃ?CDに入っているのはホーンが入ってないぞ!せっかくホーン・アレンジがきまっている,と思っていたのにこれでは魅力は何割か割引だ.どんな音源がMovin'からChessに渡ったのか知らないが,ちゃんとレコード通りホーンが入った音をCD化してもらいたいものだ.

Pretty Womanはもう少しテンポを落としたブルース曲.リトル・ジョー・ブルーらしい(?)小物感は否めないが,こちらも1960年代ブルースの良作だ.

Chess Bluesの解説書によると,両面とも1966年3月,ロサンゼルスで録音されたもので,メンバーは次の通り.

  Little Joe Blue, Vo.;
  Larry Green, gtr.;
  Curtis Tilman, b.;
  Unknowns, saxes, p;
  Chuck Thomas, d.

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