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2007年8月29日 (水)

ニューヨーク・ギタリスト/ロッキン・ブルースマンその1

前回,前々回はチャンピオン・ジャック・デュプリーのVik録音だったが,そのバックでギターを弾いていたラリー・デイル.ジャック・デュプリーのレコードではAtlanticのアルバムBlues From The Gutterのギターもラリー・デイルだった.もっとも,そのAtlantic盤,カバーに記されたギタリストの名前はエニス・ロウェリーとか,訳の分からない偽名になっていた.それはともかく,そのアルバムのT.B. BluesとかBad Bloodとかでラリー・デイルが弾いているギター・ソロは胸のすくような快演だ.ラリー・デイルは自身のレコードもかなり出している.出してはいるけれど,ソロ・アーティストとしてはどうもあまりぱっとしなかった.

Larry Dale, Big Muddy b/w What Your Love Means To Me, Glover 203.

Glover203 Big Muddyは調子の良い,ミディアム~アップ・テンポの,よく跳ねるリズムに乗ったロッキン・ブルース.8小節ブルースで始まって途中で12小節になるような,ちょっと凝った作り.

What Your Love Means To Meはちょっと甘口の,少々センチメンタルなブルース・バラッド.

両面とも,ギターも聞けるし(もっと聞きたいけれど),ナイス,と言える出来だと思うが,物足りなさも感じる.ラリー・デイルは結構渋い声をしていて,歌にもそれなりに味があるのだが,ちょっとこの人ならでは,というものには欠けるのではないかな.

1960年1月,ニューヨークで録音されたもので,メンバーは次のとおり.

  Larry Dale, Vo/gtr;
  Carter Henderson, ts;
  Bob Gaddy, p;
  Jimmy Spruill gtr;
  June Page, b;
  George Wood, d.

レーベルのGloverはOld Timeの系列で,このレコードの録音は以前UK AceがOld Timeレーベルを出していたときCD化されていたようだ.今はCollectablesのCD,Old Town Records Presents City Blues (Collectables 6076)で聞ける.

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コメント

ラリー・デイルといえば、ジャズ・トランペッターのクーティー・ウィリアムスの1958年のアルバム'In Hi-Fi'のCDに加えられた57年の11曲を思い出し、聴き返してみました。ライナー文ではほとんど触れられておらず、Larry Dale with Cootie Williams Orchestraの名義でも出されてた様です。'Honky Tonk'モチーフの'Rinky Dink'や'Boomerang'といったインストなどラリーのギターソロになると、おっ来た来たと血が騒ぐのですが、どれも2分台の短い演奏で、毎回1コーラスしか弾かないのが物足りなく感じます。どこかに彼がせめて3廻しくらいギターを弾き倒してスッキリさせてくてる曲はないものでしょうか。

投稿: 輪高マリ | 2007年8月31日 (金) 07時56分

> クーティー・ウィリアムスの1958年のアルバム...

おお,渋いのを聞いておられるではありませんか.私はソレは聞いたことがありません.クーティー・ウィリアムズというと,エディ・ヴィンソンが歌ってるから,という理由で1940年代録音を聞いて,まあ,そんな訳で名前は知っている,という程度です.

> Larry Dale with Cootie Williams Orchestraの名義でも...

出てたみたいですね.RCAかな,レーベルは.

> どこかに彼がせめて3廻しくらい...

あるかもしれませんけど,今のところそーゆーのに出くわしてはいません.結局デュプリーのBlues From The Gutterで一番聞けたりして.

そう言えばボブ・ガディのPaper Ladyのギターは凄かったな,と聞き直すと,ソロは少ないけれど,そのPaper LadyとかRip And Runとか終始弾きまくっていて,かなり大変なことになっていますね.これ,リードとっているの,デイルでしょう?

投稿: BackDoorO | 2007年8月31日 (金) 22時08分

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